三次予防に含まれるのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第52回理学療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は5番
解説
三次予防とは、疾病が発症し、機能障害や後遺症が生じた後に行われる活動で、その障害の進行を抑制し、残存機能を最大限に活用し、社会生活への復帰や生活の質の向上を目指すものです。リハビリテーションは、まさにこの目的を果たすための中心的な介入であり、三次予防の代表例です。
選択肢ごとの解説
- 1. 早期発見は、病気が進行する前に介入するための重要なステップであり、二次予防に含まれます。正しくは:二次予防に分類されます。選びやすい理由:病気の進行を食い止めるという点で予防活動に思えるため。混同注意:初期段階での介入全般。
- 2. 早期治療は、病気の進行を遅らせたり、重症化を防いだりすることを目的としており、二次予防に分類されます。正しくは:二次予防に分類されます。選びやすい理由:病気の悪化を防ぐ行為であるため、予防効果があると感じられるため。混同注意:すでに発症した病気に対する介入全般。
- 3. 予防接種は、特定の疾病の発症を未然に防ぐことを目的とした活動であり、一次予防に分類されます。正しくは:一次予防に分類されます。選びやすい理由:最も直接的な予防策であるため。混同注意:病気の発症前に行われる介入全般。
- 4. 健康増進は、疾病の発生自体を予防し、健康状態を維持・向上させることを目的とした活動であり、一次予防に分類されます。正しくは:一次予防に分類されます。選びやすい理由:広義の予防活動と捉えられやすいため。混同注意:健康寿命の延伸に関わる活動全般。
- 5. 正解。リハビリテーションは、疾病や傷害によって生じた機能障害の改善や社会復帰を支援し、残存する障害の悪化を防ぎ、生活の質を向上させることを目的としています。これは、疾病が発症し、さらに機能障害や後遺症が残った後の段階で、それ以上の悪化を防ぎ、社会生活への復帰を支援する活動であるため、三次予防に該当します。
国試ポイント
疾病予防の分類(一次予防、二次予防、三次予防)は、保健医療分野の基本的な知識として頻繁に出題されます。特に、それぞれの予防段階に含まれる具体的な活動を正しく理解しているかが問われます。概念を正確に覚えるだけでなく、具体的な事例と結びつけて記憶することが重要です。
混同注意
一次予防、二次予防、三次予防の定義と、それぞれの段階に属する具体的な活動が混同されやすいです。特に、早期発見・早期治療が二次予防であること、健康増進や予防接種が一次予防であること、そしてリハビリテーションが三次予防の代表例であることを明確に区別する必要があります。
次に同じ論点が出たら
この問題で誤答した場合、各予防段階の定義と具体的な活動例が曖昧である可能性が高いです。次回同じ論点が出た場合は、まず各予防段階の定義を正確に確認し、それぞれの段階でどのような目的の活動が行われるかを理解した上で、具体的な例を分類できるように学習を進めましょう。特に、疾病の「発症前」「発症初期」「発症後(後遺症期)」という時間軸で考えると理解しやすいです。
関連知識
・一次予防: 疾病の発生を未然に防ぐ活動(例: 健康教育、予防接種、環境整備、生活習慣改善)。 ・二次予防: 疾病の早期発見・早期治療を行い、重症化や合併症を防ぐ活動(例: 検診、人間ドック、特定健診、特定保健指導)。 ・三次予防: 疾病が発症し、後遺症や機能障害が生じた後、その進行を抑制し、社会復帰やQOL向上を目指す活動(例: リハビリテーション、再発防止教育、残存機能活用指導)。