関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)における股関節の参考可動域角度で正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第55回理学療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
股関節の伸展は、日本整形外科学会・日本リハビリテーション医学会基準において、参考可動域角度が15°と定められています。他の選択肢は、それぞれ外旋45°、外転45°、屈曲125°、内旋45°が正しい参考可動域角度となります。
選択肢ごとの解説
- 1. 股関節の外旋の参考可動域角度は45°です。正しくは:外旋:45°選びやすい理由:他の関節や別の運動方向の角度と混同しやすい。混同注意:内旋、外転、内転などの類似運動や、他の部位の関節可動域基準。
- 2. 股関節の外転の参考可動域角度は45°です。正しくは:外転:45°選びやすい理由:股関節の可動域は20°〜45°の範囲で設定されているものが多く、この範囲の数字は魅力的。混同注意:内転や他の関節の可動域基準。
- 3. 股関節の屈曲の参考可動域角度は125°です。正しくは:屈曲:125°選びやすい理由:膝関節の屈曲(130°)や、肩関節の屈曲(180°)など、他の屈曲角度と近い数字のため間違えやすい。混同注意:膝関節や肩関節の屈曲角度。
- 4. 正解。日本整形外科学会と日本リハビリテーション医学会が定める股関節の伸展の参考可動域角度は15°であり、これは正しい数値です。
- 5. 股関節の内旋の参考可動域角度は45°です。正しくは:内旋:45°選びやすい理由:外旋と同じく45°と混同しやすい。また、他の関節の可動域と混同しやすい。混同注意:外旋、外転、内転などの類似運動や、他の部位の関節可動域基準。
国試ポイント
関節可動域測定法(日本整形外科学会・日本リハビリテーション医学会基準)は、理学療法士国家試験において頻出する重要項目です。特に主要関節の基本となる可動域角度は暗記が必須です。問題では、特定の関節と運動方向の組み合わせで正確な数値を問われます。他の関節の類似運動角度や、複数の関節の可動域を混同させるような選択肢が作成されることが多いです。
混同注意
股関節の各運動方向の可動域角度(屈曲125°、伸展15°、外転45°、内転30°、外旋45°、内旋45°)は全て混同しやすい。また、膝関節や肩関節など他の主要関節の可動域角度とも混同しやすい。
次に同じ論点が出たら
次回同じ論点が出題された場合、股関節だけでなく、肩関節、肘関節、膝関節、足関節など主要な関節の可動域角度も確認する。また、各運動の測定肢位や注意点についても復習し、より実践的な知識の習得を目指す。
関連知識
関節可動域(ROM)測定の目的、測定の原則、測定器(ゴニオメーター)の使用方法、運動の軸と面、徒手筋力検査(MMT)の基準など、ROM測定に関連する一連の知識。