咀嚼筋はどれか。2つ選べ。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第53回理学療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1・2番
解説
咀嚼筋は主に下顎骨を動かす筋で、咬筋、側頭筋、内側翼突筋、外側翼突筋の4つが挙げられます。選択肢のうち、咬筋と側頭筋がこれに該当します。口輪筋、小頰骨筋、オトガイ筋は顔面表情筋であり、咀嚼運動に直接関わる筋ではありません。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。咬筋は下顎を閉鎖させる主要な咀嚼筋の一つです。選びやすい理由:咀嚼筋の代表例として挙げられるため、選びやすいです。混同注意:他の顔面表情筋や舌骨上筋群との混同はありません。
- 2. 正解。側頭筋は下顎を閉鎖させる強力な咀嚼筋であり、後部線維は下顎を後方に引く作用もあります。選びやすい理由:咬筋と並んで、主要な咀嚼筋として広く知られています。混同注意:他の頭頸部の筋との混同はありません。
- 3. 口輪筋は口を閉じたりすぼめたりする顔面表情筋であり、咀嚼運動には直接関与しません。正しくは:口輪筋は顔面表情筋の一つで、口唇の運動(閉鎖、突出、すぼめるなど)に関わります。選びやすい理由:口の周囲にあるため、咀嚼に関連するように感じるかもしれませんが、直接的な咀嚼筋ではありません。混同注意:咀嚼筋と顔面表情筋の区別が曖昧な場合に混同しやすいです。
- 4. 小頰骨筋は上唇を引き上げる顔面表情筋であり、咀嚼運動には直接関与しません。正しくは:小頰骨筋は顔面表情筋の一つで、上唇を挙上させる作用があります。選びやすい理由:頬骨周辺にあるため、咀嚼に関連するように感じるかもしれませんが、直接的な咀嚼筋ではありません。混同注意:咀嚼筋と顔面表情筋の区別が曖昧な場合に混同しやすいです。
- 5. オトガイ筋は下唇を突き出したり、顎の皮膚を皺寄せたりする顔面表情筋であり、咀嚼運動には直接関与しません。正しくは:オトガイ筋は顔面表情筋の一つで、下唇の突出やオトガイ部の皮膚を挙上させる作用があります。選びやすい理由:顎の部位にあるため、咀嚼に関連するように感じるかもしれませんが、直接的な咀嚼筋ではありません。混同注意:咀嚼筋と顔面表情筋の区別が曖昧な場合に混同しやすいです。
国試ポイント
咀嚼筋の主要な構成筋を正確に識別できるか、また顔面表情筋との区別ができるかが問われています。特に、主要な4つの咀嚼筋(咬筋、側頭筋、内側翼突筋、外側翼突筋)を覚えているかが重要です。
混同注意
咀嚼筋と顔面表情筋、または舌骨上筋群との区別が曖昧な場合、誤答につながりやすいです。特に口の周囲にある筋は、機能が似ているように見えても分類が異なることがあります。
次に同じ論点が出たら
次に同じ論点が出た場合、残りの咀嚼筋である内側翼突筋や外側翼突筋が選択肢に含まれる可能性があります。また、開口に関わる舌骨上筋群や、咀嚼運動を補助する舌筋群が選択肢として提示され、その分類を問われることも考えられます。筋の作用だけでなく、支配神経(三叉神経支配か顔面神経支配かなど)を区別できるかも問われるでしょう。
関連知識
咀嚼筋の他に、舌骨上筋群(顎二腹筋、茎突舌骨筋、顎舌骨筋、オトガイ舌骨筋)も下顎骨の運動(開口、後退など)に関与しますが、これらは咀嚼筋としては分類されません。また、顔面表情筋は表情を作ることに特化した筋群です。各筋の起始・停止、支配神経(咀嚼筋は三叉神経、顔面表情筋は顔面神経)も関連知識として重要です。