BBSで正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第61回理学療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
Berg Balance Scale (BBS) は、静的および動的バランス能力を評価する14項目からなる評価スケールです。各項目は0点から4点の5段階で評価され、満点は56点です。評価項目には、座位保持、立ち上がり、タンデム立位、片脚立位、重心移動、方向転換などが含まれます。タンデム立位は、かかととつま先を一直線に並べて立つ能力を評価する項目であり、BBSの重要な要素の一つです。転倒リスクが高まるカットオフ値は一般的に45点未満とされています。
選択肢ごとの解説
- 1. BBSの評価項目は14項目です。正しくは:評価項目は全部で14項目です。選びやすい理由:他のバランス評価スケール(例:FRT、TUGなど)の項目数や構成と混同しやすいです。混同注意:他のバランス評価スケールの項目数(例:POMAは16項目、FRTは1項目のみなど)
- 2. BBSの採点は0点から4点の5段階評価です。0点が最低で、4点が最高点です。正しくは:採点は0点から4点の5段階評価で実施されます。選びやすい理由:一般的な評価スケールで4段階評価を用いるものがあるため、混同しやすいです。混同注意:他の評価尺度の採点方法(例:MMTは0-5の6段階、FIMは1-7の7段階など)
- 3. BBSの評価項目には歩行能力は含まれますが、4m歩行時間のような特定の距離の歩行時間の測定は含まれていません。BBSの「歩行」に関する項目は、『つまずきなしで歩く』や『方向転換しながら歩く』など定性的な評価が中心です。正しくは:評価項目に4m歩行時間の測定は含まれていません。選びやすい理由:転倒リスク評価やADL評価で4m歩行時間が用いられることが多いため、BBSでも含まれると誤解しやすいです。混同注意:Timed Up and Go Test (TUG) や10m歩行テストなどの歩行能力評価
- 4. 正解。BBSの14項目の中には、「タンデム立位」が含まれており、片足をもう一方の足の前に置き、かかととつま先を接触させた状態で立つ能力を評価します。これはBBSのバランス能力を測る重要な項目です。選びやすい理由:この項目は比較的難易度が高く、バランス能力を詳細に評価するために重要です。混同注意:他のバランス評価スケールにおける立位課題
- 5. BBSの満点は56点(14項目×4点)であり、56点は最高のバランス能力を示します。転倒リスクが高まるカットオフ値は一般的に45点未満とされています。正しくは:転倒リスクを示すカットオフ値は45点未満とされています。選びやすい理由:「56点」という数字自体はBBSの満点であるため、何らかの基準値として記憶していると誤りやすいです。混同注意:BBSの満点と、転倒リスクカットオフ値。また、他の評価スケールのカットオフ値。
国試ポイント
Berg Balance Scale (BBS) の構成、採点方法、評価項目、および転倒リスクのカットオフ値に関する基本的な知識が問われています。特に、具体的な評価項目や採点基準、満点とカットオフ値の数字を正確に理解しているかが試されます。
混同注意
他のバランス評価スケール(Timed Up and Go Test: TUG, Functional Reach Test: FRT, POMA: Tinetti Balance and Gait Assessmentなど)の項目数、採点方法、カットオフ値と混同しやすいです。また、BBSの満点とカットオフ値を混同する可能性があります。
次に同じ論点が出たら
今後同様の論点が出た場合、BBS以外の主要なバランス評価スケール(TUG, FRT, POMAなど)についても、項目数、採点基準、満点、カットオフ値、含まれる具体的な動作について正確に知識があるかを確認してください。
関連知識
BBSの各項目を具体的に理解すること、評価の実施方法、点数ごとの臨床的な意味、他のバランス評価スケールとの使い分けや関連性。