関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で、足・足部の参考可動域角度が30°である運動方向はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第58回理学療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
日本整形外科学会および日本リハビリテーション医学会の定める関節可動域測定基準では、足部の内がえしは30°、外がえしは20°、内転は20°、外転は10°、足関節の背屈は20°、底屈は50°とされています。したがって、30°である運動は「足部の内がえし」です。
選択肢ごとの解説
- 1. 足部の外転の基準可動域は10°です。正しくは:足部の外転の基準可動域は10°です。選びやすい理由:足部の動きの一つであり、可動域を混同しやすいです。混同注意:足部の外転(10°)と、内転(20°)、外がえし(20°)、内がえし(30°)などの角度を混同しやすいです。
- 2. 足部の内転の基準可動域は20°です。正しくは:足部の内転の基準可動域は20°です。選びやすい理由:足部の動きの一つであり、角度が30°に近い選択肢(20°)のため、迷いやすいです。混同注意:足部の内転(20°)と、外転(10°)、外がえし(20°)、内がえし(30°)などの角度を混同しやすいです。
- 3. 正解。日本整形外科学会・日本リハビリテーション医学会基準において、足部の内がえし(Inversion)の参考可動域角度は30°と定められています。
- 4. 足部の外がえし(Eversion)の基準可動域は20°です。正しくは:足部の外がえし(Eversion)の基準可動域は20°です。選びやすい理由:足部の回旋運動であり、内がえしと対になる動きのため、角度を混同しやすいです。混同注意:足部の外がえし(20°)と、内がえし(30°)の角度を混同しやすいです。また、内転(20°)とも同じ20°であるため注意が必要です。
- 5. 足関節の背屈(Dorsiflexion)の基準可動域は20°です。正しくは:足関節の背屈(Dorsiflexion)の基準可動域は20°です。選びやすい理由:足関節の主要な動きであり、他の足部運動と角度を混同しやすいです。混同注意:足関節の背屈(20°)と、底屈(50°)の角度を混同しやすいです。また、足部運動の角度とも混同することがあります。
国試ポイント
理学療法士国家試験において、関節可動域測定の基準角度に関する知識は頻出です。特に足関節や足部の可動域は、複数の小さな関節の複合的な動きであるため、正確な数値を覚えることが求められます。出題形式としては、特定の角度に合致する運動を問うものや、特定の運動の基準角度を問うものなどがあります。
混同注意
足関節と足部の運動の区別、特に「外転・内転」と「外がえし・内がえし」の定義とそれぞれの基準角度を混同しやすいです。また、他の関節(肩、肘、股、膝など)の基準角度と混同することもあります。似たような数値(例:20°の運動が複数ある)も混同の原因となります。
次に同じ論点が出たら
同様の論点が出題された場合、まず問われているのが「足関節」か「足部」かを明確に区別し、次に「背屈・底屈」「内転・外転」「内がえし・外がえし」など、具体的な運動方向を確認します。その後、それぞれの運動の基準角度を正確に思い出し、選択肢と照合するようにします。全ての足部・足関節の基準角度をまとめて復習し、特に混同しやすい角度のペアを覚えることが重要です。
関連知識
関節可動域測定は、骨折、靭帯損傷、関節炎、神経麻痺など、様々な疾患や損傷の評価に不可欠です。測定法の原則(他動運動、最終域での測定、代償運動の抑制など)や、ゴニオメーターの使用法、記録方法についても理解しておく必要があります。また、参考可動域角度はあくまで健常者の平均値であり、個人の特性や年齢、性別によって異なる場合があります。