GCSの評定で正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第58回理学療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
GCSのE(開眼反応)は、E1(開眼しない)からE4(自発的開眼)までの4段階で評価されます。E2は痛み刺激で開眼する反応を示し、これはGCSの正確な評価基準と一致します。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。GCSのE(開眼反応)において、E2は痛み刺激を与えた際に眼を開ける状態を指します。これは正しい評価基準です。
- 2. GCSのE(開眼反応)において、E3は音声刺激で開眼する状態を指します。自発的な開眼はE4です。正しくは:E3は、声かけなどの音声刺激で眼を開ける状態を指します。選びやすい理由:E3という数字が高いため、E4に近い状態と混同しやすいかもしれません。混同注意:E4(自発的開眼)
- 3. GCSのV(言語反応)において、V4は混乱した会話が見られる状態を指します。時間や場所を正確に認識して答えることができるのはV5です。正しくは:V4は、混乱した発言をする状態を指します。選びやすい理由:V4という数字が高いため、V5(見当識良好)に近い状態と誤解しやすいかもしれません。混同注意:V5(見当識良好)
- 4. GCSのM(運動反応)において、M4は痛み刺激に対し逃避反応を示す状態を指します。上肢で患部を払いのける動き(局在化)はM5です。正しくは:M4は、痛み刺激に対して四肢を引っ込めるなどの逃避反応を示す状態を指します。選びやすい理由:M4という数字が高いため、M5(痛みに反応して手を払いのける:局在化)に近い状態と誤解しやすいかもしれません。混同注意:M5(痛み刺激に対し、手を払いのける:局在化)
- 5. GCSのM(運動反応)において、M5は痛み刺激に対し患部を払いのける(局在化)状態を指します。口頭指示に従い手を動かす(指示に従う)のはM6です。正しくは:M5は、痛み刺激に対し、患部に手を払いのけることができます。選びやすい理由:M5という数字が高いため、M6(指示に従う)に近い状態と誤解しやすいかもしれません。混同注意:M6(指示に従う)
国試ポイント
GCSの各項目の具体的な評価基準を問う問題です。特に、数字と反応の内容が正確に結びついているかを確認する知識が求められます。上位の評価項目と下位の評価項目を混同させるような選択肢が誤答として設定されることが多いです。
混同注意
GCSのE(開眼反応)、V(言語反応)、M(運動反応)の各項目で、隣接する評価点(例:E2とE3、V4とV5、M4とM5)の内容がよく混同されます。
次に同じ論点が出たら
GCSの評価だけでなく、JCS(ジャパン・コーマ・スケール)などの他の意識レベル評価スケールとの比較や、それぞれのスケールを用いる場面についても理解しているか確認される可能性があります。また、GCSの合計点から脳損傷の重症度を判断する問題も考えられます。
関連知識
GCSは脳損傷患者の意識レベルを評価する国際的に広く用いられているスケールです。評価項目はE(開眼反応)、V(言語反応)、M(運動反応)の3つからなり、それぞれの得点を合計して3点から15点までで表現されます。最高点15点、最低点3点。点数が低いほど意識障害が重度であることを示します。