水中での立位姿勢を図に示す。体重の約50 %が免荷されるのはどれか。
画像の選択肢を選ぶと答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第54回理学療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢・図は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整え、図は冊子から切り出しています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
アルキメデスの原理により、浮力は水に浸かっている体積に比例します。水中運動では、浸水深が深くなるほど浮力による免荷効果が大きくなります。臍高まで浸かると体重の約50%が免荷されます。
選択肢ごとの解説
- 1. 選択肢1は頸部(鎖骨上縁)まで浸水しており、体重の約90%が免荷されます。正しくは:頸部まで浸水しているため、免荷率は約90%である。選びやすい理由:最も深く浸かっているため、免荷率が高いことは正しいですが、数値が異なるため混同しやすいです。混同注意:約90%免荷
- 2. 選択肢2は胸郭高(乳頭高)まで浸水しており、体重の約75%が免荷されます。正しくは:胸郭高まで浸水しているため、免荷率は約75%である。選びやすい理由:かなり深く浸かっており、大きな免荷効果があるため、50%という数字に近いと感じるかもしれない。混同注意:約75%免荷
- 3. 選択肢3は膝関節よりわずかに上まで浸水しており、免荷率は約20〜30%程度と推定されます。正しくは:膝上まで浸水しているため、免荷率は約20〜30%である。選びやすい理由:脚部に負担がかかるため、体幹部を含めた免荷効果を過大評価しやすい。混同注意:約20〜30%免荷
- 4. 正解。選択肢4は臍高まで浸水しており、体重の約50%が免荷されます。
- 5. 選択肢5は股関節よりやや下まで浸水しており、免荷率は約30〜40%程度と推定されます。正しくは:股関節よりやや下まで浸水しているため、免荷率は約30〜40%である。選びやすい理由:臍高よりやや浅いですが、比較的深い位置にあるため、50%に近い免荷効果があると誤解しやすい。混同注意:約30〜40%免荷
国試ポイント
水中運動における浸水深度と免荷率の関係
混同注意
胸郭や腋窩まで浸かった場合の免荷率との混同。浸水深度が深くなるほど免荷率が高まるという基本原理を理解することが重要です。
次に同じ論点が出たら
同様の問題が出題された場合は、画像の浸水深度が臍高、胸郭高、腋窩高のいずれに該当するかを確認する。
関連知識
胸郭高(乳頭高)での浸水は体重の約75%免荷、腋窩高での浸水は体重の約90%免荷となる。