IADLに含まれるのはどれか。2つ選べ。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第53回理学療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3・4番
解説
IADL(手段的日常生活活動)とは、ADL(基本的日常生活活動)よりも複雑で、生活を自立して営むために必要な活動を指します。具体的には、買い物、料理、掃除、洗濯、金銭管理、服薬管理、電話の使用、交通機関の利用などが含まれます。選択肢3の「家の掃除をする」と選択肢4の「電話で連絡をとる」は、これらに該当します。一方、階段の昇降、洗髪、ひげそりはADL(基本的日常生活活動)に分類されます。
選択肢ごとの解説
- 1. 階段の昇降は、基本的な移動能力に関連し、ADL(日常生活活動)の中でも基本的な動作として分類されます。正しくは:これはADL(Basic ADL)に分類されます。選びやすい理由:移動は自立生活に不可欠なため、IADLの一部と勘違いしやすい。混同注意:ADLとIADLの区別が曖昧な場合、基本的な移動をIADLと誤認することがある。
- 2. 洗髪は、清潔保持のための活動であり、ADL(日常生活活動)の中でもセルフケアの一つとして分類されます。正しくは:これはADL(Basic ADL)に分類されます。選びやすい理由:身だしなみを整える行為は、社会参加に必要なためIADLと勘違いしやすい。混同注意:整容(身だしなみ)と社会参加のための活動(IADL)を混同しやすい。
- 3. 正解。掃除は、家事全般の管理能力を要する活動であり、IADL(手段的日常生活活動)に分類されます。
- 4. 正解。電話の使用は、コミュニケーションや社会参加、緊急時の対応など、複雑な認知機能と社会性を要する活動であり、IADL(手段的日常生活活動)に分類されます。
- 5. ひげそりは、清潔保持のための活動であり、ADL(日常生活活動)の中でもセルフケアの一つとして分類されます。正しくは:これはADL(Basic ADL)に分類されます。選びやすい理由:身だしなみを整える行為は、社会参加に必要なためIADLと勘違いしやすい。混同注意:整容(身だしなみ)と社会参加のための活動(IADL)を混同しやすい。
国試ポイント
ADLとIADLの明確な区別を理解しているか、具体的な活動例を正しく分類できるかが問われる。特に、ADLの拡張版と捉えられがちなIADLの定義と具体例を正確に覚えていることが重要。
混同注意
ADL(Basic ADL)とIADLの混同。特に、身だしなみに関する活動(例:整容)が、社会参加に必要なためIADLと誤解されやすいが、これらはADLに属する。また、移動能力に関わる基本的な動作(例:階段昇降)もADLである。
次に同じ論点が出たら
今後、同様の論点が出題された場合、ADL/IADLの定義と、それぞれの代表的な項目を問う問題が予想される。特に、FIMやBIの各項目がADLのどの分類に属するか、IADLにはどのような項目があるかを具体的に問う形式に注意。
関連知識
ADL (Activities of Daily Living)、FIM (Functional Independence Measure)、BI (Barthel Index) など、ADLを評価する尺度や、その各項目。IADL評価尺度 (Lawton & Brody IADL Scale) の項目。