Barthel Indexで自立の場合、5点となる項目はどれか。2つ選べ。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第58回理学療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3・4番
解説
バーセルインデックスにおいて、完全に自立している場合に5点と評価される項目は「整容」と「入浴」です。他の「更衣」「食事」「排尿コントロール」は、自立の場合10点と評価されます。この問題は、バーセルインデックスの各項目の具体的な採点基準を正確に記憶しているかを問うものです。
選択肢ごとの解説
- 1. 更衣は、バーセルインデックスでは自立している場合10点と評価されます。正しくは:自立している場合10点となる項目です。選びやすい理由:日常生活動作として頻繁に評価される項目であり、他のADL評価尺度の中には点数が低く設定されているものもあるため、5点と誤解しやすいかもしれません。混同注意:K-BI (改訂版バーセルインデックス) や、他のADL評価スケールにおける更衣の採点基準と混同する可能性があります。
- 2. 食事は、バーセルインデックスでは自立している場合10点と評価されます。正しくは:自立している場合10点となる項目です。選びやすい理由:食事動作は基本的なADLですが、介助が必要な状況も多く、そのため低い点数を想像しやすいかもしれません。混同注意:食事摂取の「部分介助」が5点であることと、完全に「自立」の場合の点数を混同する可能性があります。
- 3. 正解。整容は、バーセルインデックスにおいて完全に自立している場合5点と評価される項目です。これはバーセルインデックスの特徴的な採点基準の一つです。
- 4. 正解。入浴は、バーセルインデックスにおいて完全に自立している場合5点と評価される項目です。入浴動作は、他のADL項目と比較して転倒などの危険を伴うため、自立の評価基準が厳しく、点数も低めに設定されています。
- 5. 排尿コントロールは、バーセルインデックスでは自立している場合10点と評価されます。正しくは:自立している場合10点となる項目です。選びやすい理由:排泄に関する項目はデリケートであり、介助が必要なケースも多いため、低い点数と錯覚しやすいかもしれません。混同注意:「排尿コントロール」が完全に自立で10点、失禁がある場合で5点という点数配分を、自立そのものが5点であると誤解する可能性があります。
国試ポイント
理学療法士国家試験では、ADL評価尺度の中でも特にバーセルインデックス(BI)の各項目の定義、具体的な評価基準、および点数配分が頻繁に問われます。自立だけでなく、部分介助や全介助の場合の点数についても理解しておく必要があります。また、BIの項目とその意味、合計点数の解釈も重要です。
混同注意
他のADL評価尺度(例:FIM、K-BI、MMTなど)の点数配分と混同しやすいです。特に、項目名は似ていても点数配分が異なる場合があるため、注意が必要です。また、介助が必要な場合の点数と自立の場合の点数を混同することもあります。
次に同じ論点が出たら
次にバーセルインデックスに関する問題が出題された場合は、各項目の「部分介助」の場合の点数や、「自立」ではないが比較的高い点数が付与されるケース(例:車椅子移動、移乗、歩行など)にも着目して判断する。また、各評価尺度の点数配分だけでなく、その尺度が何を目的としているのか、どのような場面で適用されるのかを理解しておく必要があります。
関連知識
バーセルインデックス全10項目の定義と各段階(自立、部分介助、全介助など)における点数配分、バーセルインデックスの合計点数の解釈(例:100点が完全自立)、FIM(機能的自立度評価法)との比較(評価項目、点数、評価の目的の違い)、各種ADL評価尺度の特徴と適用場面。