要介護者に対するケアプランで最も適切なのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第61回理学療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
要介護者のケアプラン作成費用は、介護保険制度によって全額給付され、利用者の自己負担はありません。これにより、利用者が適切なサービスを受けられるよう、計画作成の費用負担をなくしています。
選択肢ごとの解説
- 1. ケアプランの作成は、主に介護支援専門員(ケアマネジャー)が行います。理学療法士は個別のリハビリテーション計画を作成しますが、全体のケアプラン作成の主任務者ではありません。正しくは:ケアプランの作成は、主に介護支援専門員(ケアマネジャー)が担当します。選びやすい理由:理学療法士も介護保険サービスに関わる専門職であるため、役割を混同しやすいかもしれません。混同注意:ケアマネジャーの役割と、個別サービス計画を作成する専門職(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護師など)の役割の混同。
- 2. ケアプランのモニタリングは、基本的にケアプランを作成した介護支援専門員(ケアマネジャー)が行います。主治医は医学的観点から利用者の状態を評価しますが、ケアプラン全体のモニタリングはケアマネジャーの職務です。正しくは:ケアプランが完成した後、その進捗状況の確認(モニタリング)は介護支援専門員(ケアマネジャー)が行います。選びやすい理由:医療と介護の連携が重要であるため、主治医がモニタリングに関わると誤解しやすいかもしれません。混同注意:主治医の医学的評価の役割と、ケアマネジャーのケアプラン全体の管理・評価(モニタリング)の役割の混同。
- 3. 正解。居宅介護支援事業所によるケアプラン作成費用は、利用者の自己負担がなく、全額介護保険から給付されます。これは、利用者がサービスを利用しやすくするための制度上の配慮です。選びやすい理由:介護保険サービスは自己負担が発生するものが多い中で、ケアプラン作成が自己負担なしというのは意外に感じるかもしれませんが、これは正しい情報です。混同注意:訪問介護や通所介護などの個別の介護サービス利用料と、ケアプラン作成費用の自己負担割合の混同。
- 4. ケアプランは、利用者の自己決定を尊重し、利用者の意向や心身の状況、生活環境などを踏まえて作成することが義務付けられています。利用者の意見は不可欠です。正しくは:ケアプラン作成時には、利用者の意向を十分に踏まえる必要があります。選びやすい理由:専門職が作成するものなので、利用者の意見は補助的だと誤解するかもしれませんが、利用者中心のケアプラン作成が原則です。混同注意:専門職の知識・技術と、利用者中心の原則の混同。
- 5. ケアプランの様式では、利用者に関する基本情報や生活全般における解決すべき課題(ニーズ)は「第一表:居宅サービス計画書(1)」に記載されます。第二表は「居宅サービス計画書(2)」で、具体的なサービス内容や目標などが記載されます。正しくは:利用者の生活全般における解決すべきニーズは、ケアプランの第一表に記入されます。選びやすい理由:ケアプランの具体的な様式を正確に覚えていない場合、表の番号が混同しやすいかもしれません。混同注意:ケアプラン様式の第一表と第二表の記載内容の混同。
国試ポイント
介護保険制度におけるケアプランの基本的な役割、作成者、費用負担、そして利用者中心の原則について理解しているかを問う問題です。特に、誰が何を担当し、費用がどうなるかという制度の根幹を把握しているかが重要です。
混同注意
ケアプランの作成主体(ケアマネジャー)と、個別のサービス計画作成者(理学療法士など)の役割。ケアプラン作成費用と、個別サービス利用料の自己負担。ケアプランのモニタリング主体(ケアマネジャー)と、医療機関との連携。ケアプランの様式における各表の記載内容。
次に同じ論点が出たら
今後同様の論点が出題された場合、ケアプラン作成の流れ、各専門職の具体的な役割分担、そして介護保険制度の費用負担の仕組みについて、より詳細な知識が問われる可能性があります。
関連知識
介護保険法、介護保険サービスの種類、介護支援専門員(ケアマネジャー)の役割、居宅サービス計画書の様式(第一表、第二表、第三表など)と記載内容、利用者中心の原則、インフォームドコンセント。