地域包括支援センターへの配置が義務付けられている職種はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第54回理学療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は5番
解説
地域包括支援センターは、高齢者の総合的な相談窓口として機能し、その運営のために介護保険法によって特定の専門職の配置が義務付けられています。具体的には、保健師、社会福祉士、そして主任介護支援専門員の3職種が必須とされており、これらの職種がそれぞれの専門性を活かして連携し、地域の高齢者とその家族を多角的に支援する体制が構築されています。
選択肢ごとの解説
- 1. 看護師の配置は義務ではありません。正しくは:地域包括支援センターには、保健師、社会福祉士、主任介護支援専門員の配置が義務付けられています。看護師の配置は必須ではありませんが、保健師と連携し、健康相談や保健指導を行うことがあります。選びやすい理由:保健医療に関する専門職であるため、地域住民の健康を支える上で重要な役割を担うと考えられ、選択肢として魅力的です。特に、保健師の役割と混同しやすいです。混同注意:保健師
- 2. 理学療法士の配置は義務ではありません。正しくは:地域包括支援センターには、保健師、社会福祉士、主任介護支援専門員の配置が義務付けられています。理学療法士は、地域住民の身体機能維持・向上を目的とした介護予防事業等に携わることがありますが、常勤や配置が義務付けられている職種ではありません。選びやすい理由:地域住民の運動機能維持や介護予防の観点から、その役割が重要であると認識されているため、配置が義務付けられているのではないかと考える人がいるかもしれません。混同注意:地域リハビリテーションに関わる専門職
- 3. 作業療法士の配置は義務ではありません。正しくは:地域包括支援センターには、保健師、社会福祉士、主任介護支援専門員の配置が義務付けられています。作業療法士も理学療法士と同様に、地域住民の生活機能維持・向上を目的とした介護予防事業等に携わることがありますが、常勤や配置が義務付けられている職種ではありません。選びやすい理由:地域住民の日常生活動作の維持や向上に寄与する職種であるため、その専門性が求められる場面が多く、配置が義務付けられていると誤解する可能性があります。混同注意:地域リハビリテーションに関わる専門職
- 4. 言語聴覚士の配置は義務ではありません。正しくは:地域包括支援センターには、保健師、社会福祉士、主任介護支援専門員の配置が義務付けられています。言語聴覚士は、地域住民の摂食・嚥下機能やコミュニケーション能力の維持・向上に貢献する専門職ですが、配置は義務付けられていません。選びやすい理由:高齢者の誤嚥性肺炎予防やコミュニケーション支援の重要性が増しているため、配置が義務付けられていると錯覚するかもしれません。混同注意:地域リハビリテーションに関わる専門職
- 5. 正解。介護保険法に基づき、地域包括支援センターには保健師、社会福祉士、および主任介護支援専門員が必ず配置されなければならないと規定されています。これは、これらの専門職が連携して、地域の高齢者に対する総合的な支援を提供するための重要な体制です。
国試ポイント
地域包括支援センターの機能と、それに伴う必須配置職種に関する知識が問われています。特に、介護保険制度における各専門職の役割と配置基準を正確に理解しているかが重要です。
混同注意
地域包括支援センターに配置されている可能性のある多様な専門職(看護師、リハビリ専門職など)と、法律で義務付けられている必須職種との区別が曖昧になりやすいです。また、ケアマネジャー(介護支援専門員)と主任介護支援専門員の違いも混同しやすい点です。
次に同じ論点が出たら
この問題で誤答した場合は、地域包括支援センターの役割と必須配置職種について、介護保険法の条文や関連通知を確認し、各職種の具体的な業務内容まで理解を深める必要があります。また、ケアマネジャーと主任介護支援専門員の資格要件や役割の違いも明確にすることが重要です。
関連知識
地域包括支援センターの役割(介護予防ケアマネジメント、総合相談支援、権利擁護、包括的・継続的ケアマネジメント支援)、介護保険法における設置基準、他の介護保険サービス事業所における人員配置基準。