Down症候群の乳幼児期に特徴的な座位姿勢はどれか。

選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第57回理学療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢・図は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整え、図は冊子から切り出しています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
Down症候群の乳幼児は全身の筋緊張低下と関節の弛緩性が強く、股関節を大きく外転・外旋させて下肢を広げ、上肢を床について体幹を支えながら前傾した座位をとりやすいのが特徴です。図の2がこの姿勢です(公式正答2)。
選択肢ごとの解説
- 1. 体幹を起こし両上肢を自由に使えている安定した座位で、筋緊張低下の強いDown症候群の乳幼児に特徴的な姿勢ではありません。正しくは:母指外転位選びやすい理由:手の機能に関する選択肢であるため、一見正しいように見える可能性があります。混同注意:母指対立は手の発達における重要な要素ですが、ダウン症候群の乳幼児の座位姿勢で特異的に強調される特徴とは異なります。
- 2. 正解。股関節を大きく外転・外旋させて下肢を広げ、上肢で床を支えて体幹を前傾させた座位で、筋緊張低下と関節弛緩性の強いDown症候群の乳幼児に特徴的な姿勢です。選びやすい理由:指の関節の動きは複数あるため、他の選択肢と混同しやすいかもしれません。混同注意:他の指の関節の動きとの区別が重要です。
- 3. 膝を立てて体幹を起こした座位で、Down症候群の乳幼児に特徴的な姿勢とはいえません。正しくは:示指MP関節伸展選びやすい理由:指の過伸展という点で、正しいように感じさせる可能性があります。混同注意:DIP関節ではなく、MP関節の伸展がより特徴的です。
- 4. 横座りに近い座位で体幹を前に傾けて遊んでいる姿勢で、Down症候群の乳幼児に特徴的な姿勢とはいえません。正しくは:示指MP関節伸展選びやすい理由:指の関節の動きに関する選択肢であるため、混乱を招く可能性があります。混同注意:屈曲ではなく、伸展がより特徴的です。
- 5. 体幹を直立させたまま下肢を開いた座位で、上肢で体を支えておらず、Down症候群の乳幼児に特徴的な姿勢とはいえません。正しくは:示指MP関節伸展選びやすい理由:小指の形態異常はダウン症候群の有名な特徴であるため、正答であると誤認しやすいです。混同注意:小指の異常は形態的な特徴であり、座位姿勢で出現する手の機能的・姿勢的特徴とは区別されます。
国試ポイント
Down症候群の乳幼児の筋緊張低下・関節弛緩性に伴う特徴的な姿勢を理解しているかが問われます。