IADLに含まれるのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第58回理学療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は5番
解説
IADL(手段的日常生活活動)は、BADL(基本的日常生活活動)よりも高次な生活機能を示し、買い物、食事の準備、家事、電話の使用、服薬管理、金銭管理、交通機関の利用などが含まれます。選択肢の中で「食事の準備を行う」は、計画性や複数の工程をこなす能力を必要とするため、IADLに該当します。その他の選択肢は、BADLに分類される活動です。
選択肢ごとの解説
- 1. これは基本的日常生活活動(BADL)に分類される身だしなみの項目です。正しくは:これはBADLに含まれる活動である。選びやすい理由:日常生活の一部であるため、IADLと混同しやすい。混同注意:BADL(基本的日常生活活動)とIADL(手段的日常生活活動)の区別。
- 2. これは基本的日常生活活動(BADL)に分類される更衣の項目です。正しくは:これはBADLに含まれる活動である。選びやすい理由:日常生活の一部であるため、IADLと混同しやすい。混同注意:BADLとIADLの区別。
- 3. これは基本的日常生活活動(BADL)の中でも、特に体位変換や移動能力に関する基本的な活動です。正しくは:これはBADLに含まれる活動である。選びやすい理由:日常生活の一部であるため、IADLと混同しやすい。混同注意:BADLとIADLの区別、特に「移動」という括りでの混同。
- 4. これは基本的日常生活活動(BADL)に分類される入浴・清潔の項目です。正しくは:これはBADLに含まれる活動である。選びやすい理由:複数の動作を含むため、複雑な活動と捉えIADLと混同しやすい。混同注意:BADLとIADLの区別。
- 5. 正解。食事の準備は、計画立案、材料の調達、調理といった複数の工程を含み、思考力や段取り能力を要するため、IADL(手段的日常生活活動)に該当します。正しくは:正しい選択肢である。選びやすい理由:特になし。IADLの典型例である。
国試ポイント
ADLとIADLの基本的な分類を理解しているかが問われる問題です。各活動がどちらに属するかを正確に覚えている必要があります。
混同注意
BADL(基本的日常生活活動)とIADL(手段的日常生活活動)の定義とそれぞれの活動例。特に、入浴や更衣など複数の動作を含むBADLをIADLと誤解しやすい。
次に同じ論点が出たら
次回はIADLの具体例から、その遂行に必要な高次脳機能(例:計画性、遂行機能)を問う問題や、特定の疾患(例:認知症)におけるIADL障害の評価方法が問われる可能性がある。また、ADL評価尺度の具体的な内容(例:BI、FIM、LI)を比較する問題も出題されうる。
関連知識
ADL(Activities of Daily Living):日常生活を送る上で不可欠な基本的な行動。BADL(Basic ADL):食事、更衣、入浴、排泄、移動など。IADL(Instrumental ADL):BADLよりも複雑で、社会生活を営む上で必要な応用的な行動。具体例として、電話の使用、買い物、食事の準備、家事、服薬管理、金銭管理、交通機関の利用などが挙げられる。LawtonとBrodyのIADL尺度も関連知識として重要。