感覚神経のみの脳神経はどれか。2つ選べ。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第58回理学療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1・4番
解説
第Ⅱ脳神経(視神経)は視覚情報を伝達する感覚機能のみを、第Ⅷ脳神経(内耳神経/前庭蝸牛神経)は聴覚と平衡感覚を伝達する感覚機能のみを持つ、純粋な感覚神経です。他の選択肢は運動神経(第Ⅳ、第Ⅵ脳神経)または混合神経(第Ⅹ脳神経)であり、純粋な感覚神経ではありません。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。視覚情報を網膜から脳へ伝える、純粋な感覚神経です。
- 2. この神経は、眼球を動かす上斜筋を支配する純粋な運動神経です。正しくは:運動神経である。選びやすい理由:脳神経の名称や機能が似ていて混同しやすいため。特に眼球運動に関わる神経は複数あり、どれが感覚でどれが運動か、純粋か混合か覚え間違いやすいです。混同注意:第Ⅲ脳神経(動眼神経)や第Ⅵ脳神経(外転神経)といった他の眼球運動に関わる運動神経と混同されることがあります。
- 3. この神経は、眼球を外転させる外側直筋を支配する純粋な運動神経です。正しくは:運動神経である。選びやすい理由:第Ⅳ脳神経と同様に、眼球運動に関わる神経として、感覚神経と誤解しやすいです。混同注意:第Ⅲ脳神経(動眼神経)や第Ⅳ脳神経(滑車神経)といった他の眼球運動に関わる運動神経と混同されることがあります。
- 4. 正解。聴覚と平衡感覚の情報を内耳から脳へ伝える、純粋な感覚神経です。
- 5. この神経は、咽頭・喉頭の運動や内臓の感覚・運動など、多岐にわたる混合神経です。正しくは:混合神経である。選びやすい理由:迷走神経はその機能の広範さから、特定の感覚機能のみを持つと誤解されることがあります。混同注意:舌咽神経(第Ⅸ脳神経)や顔面神経(第Ⅶ脳神経)など、他の混合神経と混同されやすいですが、迷走神経の機能は特に多岐にわたるため注意が必要です。
国試ポイント
脳神経の機能(感覚、運動、混合)は国家試験で頻繁に問われる基本的な知識です。特に、純粋な感覚神経、純粋な運動神経、そして混合神経の代表例は確実に覚える必要があります。名称、番号、主要な機能、そしてそれが感覚・運動・混合のいずれに分類されるかを正確に理解しているかが試されます。
混同注意
脳神経は12対あり、名称や番号が似ているもの、機能が一部重複するもの、特に眼球運動に関わる神経群は混同しやすいです。純粋な感覚神経は「嗅神経(I)、視神経(II)、内耳神経(VIII)」の3つのみであり、これらと他の運動・混合神経を区別することが重要です。
次に同じ論点が出たら
次に同様の問題が出た場合、まず問われているのが「感覚神経のみ」なのか「運動神経のみ」なのか「混合神経」なのかを確認します。その後、12対の脳神経すべてについて、番号と名称、そして純粋な感覚、運動、混合のいずれに分類されるかを想起し、選択肢と照合します。特に、眼球運動に関わる神経や顔面・咽頭・喉頭に関わる神経は混同しやすいため注意が必要です。
関連知識
純粋な感覚神経: 第I脳神経(嗅神経)、第Ⅱ脳神経(視神経)、第Ⅷ脳神経(内耳神経/前庭蝸牛神経)。純粋な運動神経: 第Ⅲ脳神経(動眼神経)、第Ⅳ脳神経(滑車神経)、第Ⅵ脳神経(外転神経)、第Ⅺ脳神経(副神経)、第Ⅻ脳神経(舌下神経)。混合神経: 第Ⅴ脳神経(三叉神経)、第Ⅶ脳神経(顔面神経)、第Ⅸ脳神経(舌咽神経)、第Ⅹ脳神経(迷走神経)。これらの番号、名称、主たる機能を一覧で把握しておくことが必須です。