病的反射と刺激方法の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第54回理学療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2・4番
解説
Gonda反射は足の第4趾をつまんで下方へ引っ張る(屈曲させてはじく)刺激で母趾の背屈が起こるかをみる病的反射で、Oppenheim反射は脛骨内縁を上方から下方へこすりおろす刺激で誘発します(公式正答2・4)。Chaddock反射は外果の下方を後ろから前へこすり、Schaeffer反射はアキレス腱を強くつまんで誘発します。
選択肢ごとの解説
- 1. チャドック反射は足の外くるぶしの下方を後方から前方へ擦ることで誘発されます。内くるぶしではありません。正しくは:チャドック反射:足の外くるぶしの下方を後方から前方へ擦る。選びやすい理由:足部への刺激であることや方向性が似ているため、部分的に正しい情報と混同しやすいです。混同注意:他の病的反射の刺激部位や、チャドック反射自体の正確な刺激部位。
- 2. 正解。Gonda反射は、足の第4趾をつまんで下方へ引っ張る刺激で誘発する病的反射であり、正しい組合せです。選びやすい理由:特になし。正確な知識があれば正答できます。混同注意:他の足趾を刺激する病的反射、または他の手技による反射の誘発方法。
- 3. ゴードン反射は、腓腹筋(下腿三頭筋)を強くつまむことで誘発されます。アキレス腱ではありません。正しくは:ゴードン反射:腓腹筋を強くつまむ。選びやすい理由:アキレス腱と腓腹筋は解剖学的に近接しており、反射弓も関連するため、混同しやすいです。混同注意:他の下肢を刺激する病的反射、特に下腿の筋肉を刺激する反射。
- 4. 正解。オッペンハイム反射は、脛骨の内縁を上から下へ強く擦り下ろすことで誘発される病的反射です。これは正しい組み合わせです。選びやすい理由:特になし。正確な知識があれば正答できます。混同注意:脛骨以外の骨や他の部位を刺激する反射、または摩擦の方向。
- 5. シェーファー反射は、アキレス腱をつまむことで誘発される病的反射です。足底の刺激ではありません。また、足底面の刺激はバビンスキー反射やその変法で用いられますが、刺激方向や部位が異なります。正しくは:シェーファー反射:アキレス腱を強くつまむ。選びやすい理由:他の足底面の病的反射と混同しやすいです。また、アキレス腱を刺激するゴードン反射(腓腹筋を刺激)とも刺激部位が近いと感じてしまう可能性があります。混同注意:バビンスキー反射、ゴードン反射など、下肢の他の部位を刺激する病的反射。
国試ポイント
この問題は、病的反射の種類とそれぞれの正しい刺激方法について、正確な知識があるかを問うものです。特に、類似する刺激方法を持つ反射や、解剖学的に近い部位を刺激する反射と混同しないことが重要です。
混同注意
病的反射の種類と刺激方法の組み合わせは多岐にわたり、特に下肢の反射は刺激部位や方向が似ているため混同しやすいです。例えば、バビンスキー反射、チャドック反射、ゴードン反射、オッペンハイム反射、ゴンダー反射、シェーファー反射などは、それぞれ正確な刺激部位と方法を区別して覚える必要があります。
次に同じ論点が出たら
次に同じ論点が出た場合、各病的反射(特に下肢に誘発されるもの)の名称、正しい刺激部位、刺激方向、陽性反応の所見を正確に識別できるかを確認します。また、反射の種類だけでなく、陽性となる疾患や病態との関連性も問われる可能性があります。
関連知識
錐体路障害、上位運動ニューロン障害、バビンスキー徴候群、反射弓、深部腱反射と表在反射の違い。