関節可動域測定(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準1995年)に基づく関節角度測定の運動方向と参考可動域角度の組合せで正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第60回理学療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
関節可動域測定法(1995年)の参考可動域は、頸部屈曲60度、胸腰部屈曲45度、肩伸展50度、股外転45度、足屈曲(底屈)45度です。正しい組合せは胸腰部屈曲45度です(公式正答2)。
選択肢ごとの解説
- 1. 頸部屈曲の参考可動域は60度です。
- 2. 正解。胸腰部屈曲の参考可動域は45度で、正しい組合せです。
- 3. 肩伸展の参考可動域は50度です。
- 4. 股外転の参考可動域は45度です。
- 5. 足屈曲(底屈)の参考可動域は45度です。
国試ポイント
関節可動域測定の基準値は、理学療法士国家試験で頻繁に出題される重要な基礎知識です。特に主要な関節の屈曲・伸展・外転・内転といった基本運動の角度は正確に覚えておく必要があります。出題形式としては、運動方向と角度の組み合わせの正誤を問うもの、または異常値を判断させるものが一般的です。
混同注意
各関節の可動域は数値が近しいものが多く、特に複数の関節で同じような角度を示す運動方向があったり、反対運動(例:屈曲と伸展)の数値が類似していたりする場合に混同しやすいです。また、児童と成人、健常者と疾患を持つ者など、対象によって可動域が異なる点も注意が必要です。他動ROMと自動ROMの違いも混同を招く可能性があります。
次に同じ論点が出たら
今後同様の論点が出題された場合、胸腰部以外の主要関節(肩、肘、股、膝など)の屈曲・伸展、外転・内転、回旋の基準角度が問われる可能性があります。特に、旧基準と新基準で数値が異なる関節(例:股関節屈曲)については、どちらの基準を問われているのかを正確に把握する能力が求められます。また、測定の際に発生しうる代償運動や測定誤差に関する問題も考えられます。
関連知識
この問題で問われているのは、日本整形外科学会と日本リハビリテーション医学会が定めた1995年基準ですが、現在では2006年に改訂された新基準も存在します。ただし、国家試験ではしばしば旧基準が問われるため、両方の基準値を理解しておくことが重要です。また、関節可動域測定の目的、測定方法(ゴニオメーターの使用法、軸・移動腕・固定腕の位置)、記録方法、注意点なども関連知識として重要です。