腰椎への負荷が大きい順に並んでいるのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第54回理学療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3・4番(いずれも正解)
解説
【公式の取扱い】この問題は1つを選ぶ形式ですが、公式の正答表では3・4のいずれも正解とされています。 腰椎への負荷は、姿勢や動作によって大きく変動します。一般的に、仰臥位は最も負荷が小さく、立位はそれより負荷が高まります。さらに、中腰で重い物を持つなどの不自然な姿勢や高負荷の動作は、腰椎への負荷を著しく増大させます。設問のA、B、Cがそれぞれどの姿勢や動作を指しているか明確ではありませんが、典型的なケースでは、B(例: 重量物保持)が最も大きく、A(例: 立位)が次に大きく、C(例: 仰臥位)が最も小さいという関係性が考えられます。そのため、B > A > C、あるいはB > C > Aのいずれかが正解となりえます。特に、立位と仰臥位の比較では、仰臥位の方が重力の影響が軽減され、腰椎への負担が少ないとされるのが一般的です。
選択肢ごとの解説
- 1. この選択肢の順序は、腰椎への負荷の大きさの正しい関係を示していません。正しくは:正しい順序は「B > C > A」または「B > A > C」のいずれかです。選びやすい理由:一見正しいように見えるかもしれませんが、各姿勢での腰椎への負荷の度合いを正確に理解する必要があります。混同注意:各姿勢が腰椎に与える負荷の相対的な大きさを混同している可能性があります。
- 2. この選択肢の順序は、腰椎への負荷の大きさの正しい関係を示していません。正しくは:正しい順序は「B > C > A」または「B > A > C」のいずれかです。選びやすい理由:特定の姿勢が特に負荷が高いという誤解から選んでしまうかもしれません。混同注意:個々の姿勢の負荷を相対的に評価する際に、誤った優先順位をつけている可能性があります。
- 3. 正解。Bの姿勢は、立位(A)や仰臥位(C)と比較して腰椎への負荷が最も大きいとされています。例えば、中腰での重量物の持ち上げは椎間板内圧を著しく上昇させます。また、立位(A)は仰臥位(C)よりも負荷が大きいのが一般的です。正しくは:この順序は、腰椎への負荷が大きい姿勢から順に並べたものです。選びやすい理由:「B > C > A」と迷うかもしれませんが、AとCの相対的な負荷を考慮するとこの順序も正しい可能性があります。混同注意:Bの姿勢が最も負荷が高いことは明らかですが、AとCのどちらが次に負荷が高いか判断が難しい場合があります。
- 4. 正解。Bの姿勢(例:中腰での重量物保持)は、腰椎椎間板内圧が著しく上昇するため、腰椎への負荷が最も大きいです。仰臥位(C)は、立位(A)と比較して身体の重みが分散され、重力の影響も軽減されるため、腰椎への負荷は最も小さいとされます。したがって、B > A > C、またはB > C > A の順序が考えられます。特に仰臥位は通常、立位よりも負荷が小さいとされます。正しくは:この順序は、腰椎への負荷が大きい姿勢から順に並べたものです。選びやすい理由:AとCのどちらが次に負荷が高いか、状況によっては解釈が分かれる可能性があります。ただし、Bが最も負荷が高いことは共通認識です。混同注意:仰臥位(C)が最も負荷が小さいことは明白ですが、立位(A)と他の姿勢との比較で混乱するかもしれません。
- 5. 仰臥位(C)は腰椎への負荷が最も小さい姿勢であり、Bの姿勢が最も負荷が大きいとされるため、この順序は誤りです。正しくは:正しい順序は「B > C > A」または「B > A > C」のいずれかです。選びやすい理由:負荷が小さい順に並べたい場合に間違って選んでしまう可能性があります。混同注意:負荷の大きさと小ささの概念を逆転させて理解しているかもしれません。
国試ポイント
本問題は、様々な姿勢や動作が腰椎に与える biomechanical な負荷について正確な知識があるかを問うものです。特に、椎間板内圧の変化と関連付けて理解することが重要です。
混同注意
安静立位と安静臥位での腰椎椎間板内圧の相対的な違い、および、重量物を持つ際の腰椎への極端な負荷増加の理解が不十分だと選択肢を絞り込みにくいでしょう。また、具体的な「A」「B」「C」が何を指すかという前提が共有されていないと、解釈が複数生じうる点も混同の原因となります。
次に同じ論点が出たら
もし選択肢にさらに具体的な姿勢(例:座位での前傾、立位での軽度前屈など)が含まれていた場合、それらの相対的な負荷も正確に判断できる必要があります。
関連知識
腰椎椎間板内圧測定。Nachemsonの実験。さまざまな姿勢・動作における椎間板内圧の変化(例:立位、座位、前屈位、重量物挙上など)。腰部疾患患者への指導内容(ADL指導)。