深部反射と反射中枢の組合せで正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第61回理学療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
腕橈骨筋反射の反射中枢はC5・C6が主要であり、これは正しい組み合わせです。他の選択肢は、それぞれの深部腱反射の主要な反射中枢と一致していません。具体的には、上腕二頭筋反射はC5・C6、上腕三頭筋反射はC7・C8、膝蓋腱反射はL2・L3・L4、アキレス腱反射はL5・S1・S2がそれぞれ主要な中枢となります。
選択肢ごとの解説
- 1. 上腕二頭筋反射の主な反射中枢はC5とC6の脊髄分節であり、C3・C4は誤りです。正しくは:上腕二頭筋反射: C5・C6選びやすい理由:C3・C4が頸髄神経である点は正しいですが、具体的な脊髄分節が異なるため、知識が曖昧だと選びやすい可能性があります。混同注意:他の頸髄神経が関与する反射や、頸髄神経の一般的な役割と混同している可能性があります。
- 2. 上腕三頭筋反射の主な反射中枢はC7とC8の脊髄分節であり、C4・C5は誤りです。正しくは:上腕三頭筋反射: C7・C8選びやすい理由:C4・C5も上肢の反射に関わる脊髄分節ですが、上腕三頭筋反射とは一致しません。混同注意:上腕二頭筋反射(C5・C6)や、他の上肢の反射中枢と混同している可能性があります。
- 3. 正解。腕橈骨筋反射の主な反射中枢はC5とC6の脊髄分節であり、この組み合わせは正しいです。
- 4. 膝蓋腱反射の主な反射中枢はL2、L3、L4の脊髄分節であり、T12・L1は誤りです。正しくは:膝蓋腱反射: L2・L3・L4選びやすい理由:L1は腰髄神経の最上位ですが、膝蓋腱反射の主要な中枢とは異なります。混同注意:大腿神経の支配領域や、他の腰髄神経支配の反射中枢と混同している可能性があります。
- 5. アキレス腱反射の主な反射中枢はL5、S1、S2の脊髄分節であり、L3・L4は誤りです。正しくは:アキレス腱反射: L5・S1・S2選びやすい理由:L3・L4も下肢の反射に関与する脊髄分節ですが、アキレス腱反射の主要な中枢とは異なります。混同注意:膝蓋腱反射(L2・L3・L4)など、他の下肢の反射中枢と混同している可能性があります。
国試ポイント
深部腱反射とその反射中枢(脊髄分節)の正確な知識が問われています。それぞれの反射がどの脊髄レベルに中枢を持つかを記憶しているかが重要です。複数の反射とその中枢の組み合わせの中から、正しいものを選ばせる形式が一般的です。
混同注意
各深部腱反射の中枢となる脊髄分節の混同(例:上腕二頭筋反射と上腕三頭筋反射、膝蓋腱反射とアキレス腱反射)。支配神経と反射中枢の直接的な対応関係が曖昧になること。
次に同じ論点が出たら
次に出題された場合、まず問題文が「正しいものを選ぶか」「誤っているものを選ぶか」を確認します。次に、各深部腱反射の標準的な反射中枢を正確に思い出し、それぞれの選択肢がその知識と一致しているかを丁寧に照合します。特に、類似した中枢を持つ反射(例:C5-C6とC7-C8など)に注意して選択肢を検討することが重要です。
関連知識
脊髄神経の解剖と機能、腕神経叢・腰仙骨神経叢の構成、神経学的検査における深部腱反射の意義、錐体路障害時の反射亢進や末梢神経障害時の反射減弱の理解。