抗原提示細胞はどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
マクロファージは食作用により病原体を貪食し、分解した抗原ペプチドを主要組織適合遺伝子複合体(MHCクラスII分子)上に提示することで、ヘルパーT細胞に抗原情報を提供する、代表的な抗原提示細胞である。
選択肢ごとの解説
- 1. NK細胞(ナチュラルキラー細胞)は、ウイルス感染細胞や腫瘍細胞を非特異的に殺傷するリンパ球であり、抗原提示細胞ではない。 正しくは:NK細胞はリンパ球の一種で、MHCクラスI分子の発現低下した細胞などを認識し殺傷する。
- 2. 好酸球は顆粒球の一種であり、寄生虫感染やアレルギー反応に関与する免疫細胞であるが、主要な抗原提示細胞ではない。 正しくは:好酸球は寄生虫に対する防御やアレルギー反応の調節に関わる。
- 3. Tリンパ球(T細胞)は、抗原提示細胞から提示された抗原を認識し、様々な免疫応答を仲介・実行する細胞であり、自ら抗原提示を主に行う細胞ではない。T細胞がB細胞に抗原提示を行う場合もあるが、選択肢の文脈では不適。 正しくは:Tリンパ球は抗原提示細胞によって提示された抗原をT細胞受容体で認識する細胞である。
- 4. 正解。マクロファージは、病原体や異物を貪食し、その抗原情報をMHCクラスII分子を介してヘルパーT細胞に提示する、代表的な抗原提示細胞である。
国試ポイント
抗原提示細胞の種類とその役割(抗原提示の機序を含む)を理解する。
混同注意
リンパ球の中でもTリンパ球は抗原提示は行わず、抗原提示細胞から提示された抗原を認識する。Bリンパ球は抗原提示細胞の一つであるが、Tリンパ球との区別が必要。
次に同じ論点が出たら
「抗原提示細胞は何か」と問われた場合、代表的な細胞(マクロファージ、樹状細胞、B細胞)が選択肢にあるか、またその役割が正しく説明されているかを確認する。
覚え方
「抗原提示細胞は何か」と問われた場合、代表的な細胞(マクロファージ、樹状細胞、B細胞)が選択肢にあるか、またその役割が正しく説明されているかを確認する。
対になる知識
リンパ球の中でもTリンパ球は抗原提示は行わず、抗原提示細胞から提示された抗原を認識する。Bリンパ球は抗原提示細胞の一つであるが、Tリンパ球との区別が必要。
関連知識
主要な抗原提示細胞には、マクロファージ、樹状細胞、B細胞がある。これらはMHCクラスII分子を介してヘルパーT細胞に抗原提示を行う。ウイルス感染細胞などでは、ほとんどの有核細胞がMHCクラスI分子を介して細胞傷害性T細胞に抗原を提示する。