上水道の水質基準において、検出されてはならないものはどれか。
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正解は1番
解説
水道法に基づく水質基準において、衛生上の安全性を確保する観点から、飲用網における病原生物汚染の直接的な指標となる大腸菌は「検出されないこと」が絶対的な基準として厳格に定められている。他の有害化学物質等にはそれぞれ数値による許容限度が設定されているが、大腸菌については一切の検出が許されない。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。水道法に基づく水質基準において、衛生上の安全性を確保する観点から、飲用網における病原生物汚染の直接的な指標となる大腸菌は「検出されないこと」が絶対的な基準として厳格に定められている。他の有害化学物質等にはそれぞれ数値による許容限度が設定されているが、大腸菌については一切の検出が許されない。
- 2. 鉛およびその化合物は基準値(0.01mg/L以下)が定められており、検出自体が禁止されているわけではありません。
- 3. カドミウムは基準値(0.003mg/L以下)が定められており、検出自体が禁止されているわけではありません。
- 4. 残留塩素は給水栓における濃度が保持されるよう規定されており、検出される必要があります。
国試ポイント
上水道水質基準における「不検出」の項目(大腸菌など)と、数値基準が定められている重金属類(鉛、カドミウムなど)や残留塩素の数値を区別して覚えることが重要。
覚え方
大腸菌はゼロ(不検出)、塩素は0.1以上と覚える。
対になる知識
大腸菌などの病原生物や有害化学物質の検出は「人の健康の保護に関する項目」として環境基準や水質基準で定められている。これに対し、水の性状や美的観点に関する「生活環境の保全に関する項目」には、pH、味、臭気、色度、濁度などが挙げられ、それぞれ評価目的や基準設定の根拠が異なる。
関連知識
水道水の消毒には塩素が用いられ、給水栓における残留塩素の保持が義務づけられている。また、水質汚濁指標として生物化学的酸素要求量(BOD)や化学的酸素要求量(COD)があり、公共用水域の水質保全状況を評価する重要な指標として国家試験でも頻出するので合わせて覚える必要がある。