心臓の収縮期における内圧が最も低いのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
心臓の収縮期(心室収縮期)において、上大静脈は右心房に血液が流入する静脈であり、心臓から最も遠く、かつ収縮の影響を直接受けないため、他の選択肢と比べて内圧が最も低い状態を維持します。上大静脈の圧は右心房圧に近く、右心房は心室収縮期には拡張して血液を受け入れているため、圧が低い。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。心臓の収縮期において、上大静脈は体循環から右心房へ血液が還流する静脈であり、心臓の収縮による直接的な高圧の影響を受けず、内圧が最も低い。右心房は心室収縮期に拡張しているため、上大静脈の圧も低く保たれる。
- 2. 上行大動脈は左心室からの駆出を受けて心臓収縮期に内圧が最大に達する。全身に血液を送るための高圧部位であるため、最も低いということはない。 正しくは:心臓収縮期には内圧が最も高くなる部位の一つである。
- 3. 顔面動脈は体循環の一部であり、上行大動脈から分岐した末梢動脈である。収縮期には心臓の拍出によって高い圧が伝播されるため、内圧が低いということはない。 正しくは:心臓収縮期には、全身の動脈と同様に比較的高い内圧を示す。
- 4. 左心室は心臓収縮期に全身へ血液を駆出するため、内圧が急激に上昇し、大動脈圧を上回る。したがって、内圧が最も低いということはない。 正しくは:心臓収縮期には、左心室の内圧が全身の動脈圧よりも高くなる。
国試ポイント
心周期における各部位の内圧変動を理解すること。特に心臓収縮期における静脈圧と動脈圧、心室内圧の関係。
混同注意
心臓の収縮期という表現で、全ての部位の圧が上昇すると誤解しやすい。特に静脈系の圧は心臓の収縮期にはむしろ流入を促すために比較的低く保たれる。
次に同じ論点が出たら
心周期のどの時期(収縮期か拡張期か)に、どの血管や心腔の内圧を問われているかを正確に判断する。特に「最も低い」という最上級の表現に注意し、各部位の圧を比較検討する。
覚え方
心周期のどの時期(収縮期か拡張期か)に、どの血管や心腔の内圧を問われているかを正確に判断する。特に「最も低い」という最上級の表現に注意し、各部位の圧を比較検討する。
対になる知識
心臓の収縮期という表現で、全ての部位の圧が上昇すると誤解しやすい。特に静脈系の圧は心臓の収縮期にはむしろ流入を促すために比較的低く保たれる。
関連知識
心周期における圧変化曲線(Wiggers図)を理解することで、各部位の圧変動のタイミングと大小関係を把握できる。右心系の圧は左心系よりも低いことも重要。