生体に照射しても物質をイオン化する能力を持たない放射線はどれか。
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正解は3番
解説
赤外線は原子をイオン化するエネルギーを持たない非電離放射線の一種であり、熱作用などを引き起こすがイオン化作用はないため正しい。
選択肢ごとの解説
- 1. 陽子線は水素原子の原子核を加速した粒子線であり、物質を透過する際に強い電離作用を引き起こす電離放射線であるため不適当。
- 2. エックス線は波長の短い電磁波であり、物質を原子レベルで電離する能力を持つ電離放射線であるため不適当。
- 3. 正解。赤外線は原子をイオン化するエネルギーを持たない非電離放射線の一種であり、熱作用などを引き起こすがイオン化作用はないため正しい。
- 4. ガンマ線は放射性崩壊に伴い放出される波長の極めて短い電磁波であり、強力な電離作用を持つ電離放射線であるため不適当。
国試ポイント
電離放射線と非電離放射線の具体例の分類が問われる。
覚え方
電離=エックス線・ガンマ線(透過・破壊力大) ⇄ 非電離=赤外線・マイクロ波(温める)
対になる知識
物質をイオン化する能力を持つ電離放射線には陽子線や中性子線、エックス線、ガンマ線などが含まれる。これに対し、赤外線やマイクロ波、電波などは生体に照射しても物質をイオン化するエネルギーを持たない非電離放射線に分類される。
関連知識
電離放射線は原子から電子を弾き飛ばしてイオン対を生成する強いエネルギーを持つ。一方、非電離放射線は原子や分子を励起状態にはさせるものの、電子を遊離させてイオン化するほどのエネルギーは有していない。