急性糸球体腎炎について正しいのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
急性糸球体腎炎は、特に小児において発症することが多く、適切な治療が行われれば腎機能はほとんどのケースで完全に回復し、予後が良好であるとされています。自然軽快することも少なくありません。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。急性糸球体腎炎、特に小児の溶連菌感染後急性糸球体腎炎は、適切な管理により数週間から数ヶ月で腎機能が回復し、ほとんどの症例で良好な予後を示します。
- 2. 急性糸球体腎炎は、A群β溶血性レンサ球菌感染後に発症することが多く、特に学童期の小児に好発します。高齢者に多いわけではありません。 正しくは:小児に多い。
- 3. 急性糸球体腎炎では、免疫複合体が腎臓に沈着し、補体系が活性化されるため、血清中の補体(特にC3)が消費され、血清補体価は低下します。 正しくは:血清補体価は低下する。
- 4. 急性糸球体腎炎は、糸球体の炎症性疾患であり、細菌感染が直接尿路に及んでいる状態ではありません。したがって、尿中の細菌は通常検出されず、細菌尿はみられません。ただし、先行感染としてのA群β溶血性レンサ球菌感染は咽頭や皮膚で起こります。 正しくは:細菌尿はみられない(尿潜血や蛋白尿、赤血球円柱がみられる)。
国試ポイント
急性糸球体腎炎の疫学(好発年齢)、検査所見(補体価)、尿所見、および予後について正確に理解することが重要です。
混同注意
慢性糸球体腎炎や急速進行性糸球体腎炎との鑑別、特に予後の違いや治療方針の違いを混同しないように注意が必要です。
次に同じ論点が出たら
急性糸球体腎炎の問題が出た場合、好発年齢、先行感染、特徴的な臨床症状(浮腫、高血圧、肉眼的血尿)、補体価の変動(低下)、そして予後について注目して判断します。
覚え方
急性糸球体腎炎の問題が出た場合、好発年齢、先行感染、特徴的な臨床症状(浮腫、高血圧、肉眼的血尿)、補体価の変動(低下)、そして予後について注目して判断します。
対になる知識
慢性糸球体腎炎や急速進行性糸球体腎炎との鑑別、特に予後の違いや治療方針の違いを混同しないように注意が必要です。
関連知識
急性糸球体腎炎の主な原因はA群β溶血性レンサ球菌感染後の免疫複合体沈着であり、血清ASO値やASK値の上昇が見られます。また、典型的な検査所見として、血尿、蛋白尿、浮腫、高血圧、乏尿、血清補体価(C3)の低下があります。