奇穴とその部位の組合せで正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
胆嚢点は奇穴であり、その部位は下腿外側で腓骨頭前下方、陽陵泉穴の下方1〜2寸にあることが多いとされています。特に胆嚢の疾患に関連する治療点として用いられます。選択肢4の記述「胆嚢点陽陵泉の下約1寸」は、この一般的な胆嚢点の取穴部位と合致しており、正しい組合せです。
選択肢ごとの解説
- 1. 魚腰は眉弓中央、瞳孔の直上にある奇穴です。選択肢の「眉間中央陥凹部」は印堂の部位に該当します。したがって、魚腰の部位として誤りです。 正しくは:魚腰は眉弓中央、瞳孔の直上です。眉間中央陥凹部は印堂です。
- 2. 接脊は奇穴であり、その部位は第11胸椎棘突起下ではなく、通常は脊柱の両側に沿って存在する一連の奇穴(夾脊など)と関連して考えることが多いですが、「接脊」という単独の奇穴として第11胸椎棘突起下方に特定されるものは一般的ではありません。夾脊穴であれば、第1胸椎から第5腰椎まで、棘突起下縁の外方0.5寸に存在します。第11胸椎棘突起下方の陥凹部は、経穴では陽関や脊中などの部位になります。したがって、記述は誤りです。 正しくは:接脊という奇穴は一般的ではなく、第11胸椎棘突起下方は経穴の部位です。夾脊は第1胸椎から第5腰椎まで、棘突起下縁の外方0.5寸です。
- 3. 十宣は奇穴であり、各手指の先端、爪甲から約1分後方に位置します。選択肢の「各中手指節関節の間の背側」は、八邪の部位に該当します。したがって、十宣の部位として誤りです。 正しくは:十宣は各手指の先端、爪甲から約1分後方です。各中手指節関節の間の背側は八邪です。
- 4. 正解。胆嚢点は奇穴であり、陽陵泉の下約1寸に位置します。この記述は胆嚢点の一般的な取穴部位と合致しており、正しい組合せです。
国試ポイント
奇穴の部位とその臨床的意義を正確に覚えることが重要です。特に主要な奇穴や、通常の経穴との位置関係が問われやすいです。
混同注意
奇穴と十四経穴の区別、また奇穴の中でも名称が似ているものや、部位が近いものとの区別が混同しやすいです。例えば、胆嚢点と陽陵泉は近接しており、その位置関係を正確に理解する必要があります。
次に同じ論点が出たら
奇穴の問題が出た場合、まずその奇穴がどの経脈に属さない「奇穴」であるかを確認し、次にその名称と対応する部位を正確に想起できるかを確認します。特に具体的なランドマークからの距離や方向を覚えているかが判断の鍵となります。
覚え方
奇穴の問題が出た場合、まずその奇穴がどの経脈に属さない「奇穴」であるかを確認し、次にその名称と対応する部位を正確に想起できるかを確認します。特に具体的なランドマークからの距離や方向を覚えているかが判断の鍵となります。
対になる知識
奇穴と十四経穴の区別、また奇穴の中でも名称が似ているものや、部位が近いものとの区別が混同しやすいです。例えば、胆嚢点と陽陵泉は近接しており、その位置関係を正確に理解する必要があります。
関連知識
奇穴は特定の疾患や症状に対して効果を発揮するとされる経穴で、十四経脈に属さない経穴です。代表的な奇穴には、四神聡、印堂、太陽、定喘、夾脊、闌尾点、八邪、八風などがあります。これらの部位と適応症も合わせて学習すると良いでしょう。