アルツハイマー病の脳内に老人斑として蓄積する蛋白質はどれか。
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正解は3番
解説
アルツハイマー病の病理学的特徴の一つとして、脳内へのアミロイドβ蛋白質の蓄積による老人斑の形成がある。これが神経細胞死や認知機能障害を引き起こす主要因となる。
選択肢ごとの解説
- 1. カスパーゼはアポトーシス(細胞死)の実行に関与するタンパ分解酵素であり、老人斑を構成する蓄積蛋白質ではない。
- 2. α-シヌクレインの異常蓄積は、パーキンソン病やレビー小体型認知症におけるレビー小体の主要な構成成分である。
- 3. 正解。アルツハイマー病の病理学的特徴の一つとして、脳内へのアミロイドβ蛋白質の蓄積による老人斑の形成がある。これが神経細胞死や認知機能障害を引き起こす主要因となる。
- 4. 異常プリオン蛋白質はクロイツフェルト・ヤコブ病などのプリオン病の原因となる伝達性病原体である。
国試ポイント
アルツハイマー病の2大病理学的変化である「アミロイドβ蛋白質(老人斑)」と「タウ蛋白質(神経原線維変化)」の組み合わせを問う問題が頻出である。
覚え方
アルツハイマーの老人(老)は網(アミロイドβ)を打つ
対になる知識
アルツハイマー病の脳内病理において、細胞外に蓄積する老人斑の主要構成成分はアミロイドβ蛋白質である。これに対し、神経細胞内に異常蓄積して線維状の凝集体を形成する神経原線維変化の主要構成成分はタウ蛋白質の異常リン酸化物である。
関連知識
アルツハイマー病の初期症状としては、新しい出来事が覚えられない記憶障害(記銘力障害)が典型的である。頭部画像検査では、記憶を司る側頭葉内側部の海馬や扁桃体の著明な萎縮が認められる。