日常生活を送るために最低限必要な動作を示すのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
ADL(Activities of Daily Living)は、日常生活を送る上で最低限必要な基本的動作能力を指し、具体的には食事、更衣、入浴、排泄、移動などが含まれる。これらの能力は、個人の自立度や介護の必要性を評価する上で重要な指標となるため、この問題の意図と合致する。
選択肢ごとの解説
- 1. QOL(Quality of Life)は「生活の質」を意味し、精神的、社会的、身体的側面を含めた生活全般の豊かさや満足度を示す主観的な概念である。最低限必要な動作を示すものではないため誤り。 正しくは:QOLは「生活の質」を意味する。
- 2. 正解。ADL(Activities of Daily Living)は「日常生活活動」の略であり、食事、更衣、排泄、入浴、移動など、日常生活を送る上で最低限必要な基本的な動作能力を指す。これは問題文の定義と完全に一致するため正しい。
- 3. PHC(Primary Health Care)は「プライマリ・ヘルス・ケア」の略であり、全ての人々が利用でき、公正かつ普遍的な保健医療サービスを提供するという理念、またはそのための地域医療システムを指す。動作を示す概念ではないため誤り。 正しくは:PHCは「プライマリ・ヘルス・ケア」を意味する。
- 4. BMI(Body Mass Index)は「体格指数」の略であり、体重(kg)を身長(m)の2乗で割った値で、肥満度を評価する指標である。動作を示す概念ではないため誤り。 正しくは:BMIは「体格指数」を意味する。
国試ポイント
ADLは日常生活活動の略であり、基本的ADL(食事、更衣、移動など)と手段的ADL(IADL: 買い物、電話使用、服薬管理など)に分けられることを理解する。また、QOL、PHC、BMIなど、医療・福祉分野で用いられる主要な略語とそれぞれの定義を正確に覚える。
混同注意
ADLは身体的機能に焦点を当てた日常生活動作であるのに対し、QOLは生活全般の質を示す主観的な概念である点で区別される。また、PHCはプライマリ・ヘルス・ケアという医療提供システムであり、BMIは肥満度を示す指標である。
次に同じ論点が出たら
「日常生活を送るために最低限必要な動作」という記述があれば、ADL(Activities of Daily Living)を選択する。自立度や介護の必要性の評価に関する問題であれば、ADLとその評価スケール(BI、FIM)を想起する。
覚え方
「日常生活を送るために最低限必要な動作」という記述があれば、ADL(Activities of Daily Living)を選択する。自立度や介護の必要性の評価に関する問題であれば、ADLとその評価スケール(BI、FIM)を想起する。
対になる知識
ADLは身体的機能に焦点を当てた日常生活動作であるのに対し、QOLは生活全般の質を示す主観的な概念である点で区別される。また、PHCはプライマリ・ヘルス・ケアという医療提供システムであり、BMIは肥満度を示す指標である。
関連知識
ADLの評価スケールとして、BI(バーセルインデックス)やFIM(機能的自立度評価法)がよく用いられる。これらはADLの項目ごとに点数をつけ、その合計点によって自立度を客観的に評価するものである。IADL(手段的日常生活活動)には、電話の使用、買い物、食事の準備、家事、洗濯、交通手段の利用、服薬管理、金銭管理などが含まれる。