ネフローゼ症候群の病態について正しい記述はどれか。
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正解は4番
解説
ネフローゼ症候群では大量の蛋白尿が持続し、それに伴って血清総蛋白およびアルブミンが著しく低下する低蛋白血症が必発である。
選択肢ごとの解説
- 1. ネフローゼ症候群では肝での脂質合成亢進により高コレステロール血症を呈するため誤り。
- 2. 高血糖はネフローゼ症候群の主症状ではなく、糖尿病性腎症などの基礎疾患によるものである。
- 3. 膠質浸透圧低下により組織間液へ水分が移行するため、血管内脱水と全身の浮腫を合併する。
- 4. 正解。ネフローゼ症候群では大量の蛋白尿が持続し、それに伴って血清総蛋白およびアルブミンが著しく低下する低蛋白血症が必発である。
国試ポイント
ネフローゼ症候群の三大主徴(大量蛋白尿、低蛋白血症、浮腫)および高脂血症の組み合わせは国家試験の超定番である。
覚え方
ネフローゼ ➔ 蛋白が尿に「漏れ」、血中が「低蛋白」になり、水が漏れて「浮腫」む
対になる知識
ネフローゼ症候群の主要な臨床的徴候の対比として、尿中への多量の蛋白漏出に起因する「大量蛋白尿」と「低蛋白血症(低アルブミン血症)」、そして血漿膠質浸透圧の低下による「全身性浮腫」がみられ、さらに肝臓での脂質合成代償亢進や排泄低下に伴う「高脂血症(高コレステロール血症)」が揃って現れる。
関連知識
ネフローゼ症候群は、小児ではステロイド治療によく反応する微小変化型腎症が多い一方、成人では膜性腎症や巣状分節性糸球体硬化症など多様な組織型が原因となる。合併症として、血液中のアンチトロンビンIIIなどの生理的抗凝固因子が尿中に失われることや血小板凝集能亢進により、腎静脈血栓症をはじめとする血栓塞栓症や易感染性に十分な注意が必要である。