大動脈弁の音がよく聴取されるのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
大動脈弁は左心室から大動脈への血流を制御する弁であり、その血流が心臓から胸骨右縁の第2肋間レベルの大動脈弓に向かうため、この部位で弁の音が最も明瞭に聴取されます。これは、血流の方向と音の伝導経路に最も合致する聴診点であるためです。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。大動脈弁の音は、大動脈が上行し胸骨右縁の第2肋間レベルで最も音響が集中するため、この部位が最適な聴取点とされています。
- 2. 第2肋間胸骨左縁は肺動脈弁の聴診部位です。大動脈弁とは異なる弁の聴診点です。 正しくは:正しくは肺動脈弁の音がよく聴取される部位です。
- 3. 第3肋間胸骨左縁はエーブト点(Ebstein's point)と呼ばれることがあり、心雑音の聴取によく用いられますが、大動脈弁の主たる聴診部位ではありません。 正しくは:正しくは、心雑音の聴取によく用いられるエーブト点です。
- 4. 第4肋間胸骨左縁は三尖弁の聴診部位です。大動脈弁とは異なる弁の聴診点です。 正しくは:正しくは三尖弁の音がよく聴取される部位です。
国試ポイント
心臓弁膜症の聴診部位と心音の関係を理解し、特に主要な弁の聴診点を正確に覚えることが重要です。
混同注意
各弁の聴診部位が心臓の解剖学的位置と必ずしも一致せず、血流の方向や音の伝導によって決定される点を混同しやすいです。例えば、僧帽弁は心尖部、肺動脈弁は第2肋間胸骨左縁で聴取されます。
次に同じ論点が出たら
心臓弁膜症の問題が出た場合、まず問われている弁の種類を確認し、その弁の音が最もよく聴取される標準的な聴診部位が選択肢にあるかを見て判断します。
覚え方
心臓弁膜症の問題が出た場合、まず問われている弁の種類を確認し、その弁の音が最もよく聴取される標準的な聴診部位が選択肢にあるかを見て判断します。
対になる知識
各弁の聴診部位が心臓の解剖学的位置と必ずしも一致せず、血流の方向や音の伝導によって決定される点を混同しやすいです。例えば、僧帽弁は心尖部、肺動脈弁は第2肋間胸骨左縁で聴取されます。
関連知識
心音聴取の基本的な4部位(大動脈弁、肺動脈弁、三尖弁、僧帽弁)をセットで覚える。心音の異常(狭窄音、逆流音、III音、IV音など)とその聴診部位を関連付けて学習すると理解が深まります。