高齢者における運動器の機能低下により要介護になるリスクや移動能力を評価するための検査はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
正解は4番
解説
ロコモ度テストは、移動機能の低下を早期に発見し、運動器の障害により要介護となるリスクを評価するために用いられる検査である。立ち上がりテストや2ステップテストなどが含まれる。
選択肢ごとの解説
- 1. MMSE(ミニメンタルステート検査)は、認知症のスクリーニングを目的とした認知機能全般の評価法であり、運動器の機能低下評価ではない。
- 2. 改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)は、記憶力や見当識などの認知機能を評価する検査であり、運動器機能の評価には用いられない。
- 3. バーセル・インデックス(BI)は、食事や排泄、移動などの日常生活動作(ADL)の自立度を評価する指標であり、移動能力や運動器リスク特化のテストではない。
- 4. 正解。ロコモ度テストは、移動機能の低下を早期に発見し、運動器の障害により要介護となるリスクを評価するために用いられる検査である。立ち上がりテストや2ステップテストなどが含まれる。
国試ポイント
ロコモティブシンドロームの概念と、それを評価するための「ロコモ度テスト」の目的を正しく結びつけて記憶しているかが問われる。
覚え方
歩けロコ(動)るな、テストで確認
対になる知識
高齢者の機能評価において、運動器の障害や移動機能の低下を評価するにはロコモ度テストが用いられる。これに対し、認知機能の評価には長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)やミニメンタルステート検査(MMSE)が用いられ、目的により明確に使い分けられる。
関連知識
ロコモティブシンドローム(運動器症候群)は、骨、関節、筋肉などの運動器の衰えや障害により、移動機能が低下し、要介護リスクが高まった状態を指す。類似の概念であるサルコペニア(加齢性筋肉減弱症)とともに、高齢期の健康寿命延伸に向けた重要な指標とされている。