脳性麻痺について正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
脳性麻痺は、発達途上にある脳の非進行性の病変によって引き起こされる、永続的な運動および姿勢の異常を主徴とする症候群です。一度発生した脳の損傷は回復せず、その結果生じる運動障害も持続します。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。脳性麻痺は、発達途上にある脳の非進行性の病変によって引き起こされる運動障害であり、病変自体は進行しないため、その結果生じる運動障害も永続的です。これは脳性麻痺の定義の一部です。
- 2. 脳性麻痺の最も多い病型は痙直型であり、全体の約75%を占めるとされています。アテトーゼ型は約10-15%です。 正しくは:最も多い病型は痙直型である。
- 3. アテトーゼ型脳性麻痺では、基底核の損傷が主であるため、精神発達遅滞の合併は痙直型に比べて少ない傾向にあります。核黄疸によるアテトーゼ型では精神発達遅滞を伴わないケースも多く見られます。 正しくは:アテトーゼ型では精神発達遅滞を合併することが比較的少ない。
- 4. 脳性麻痺の原因となる脳病変は、受胎から生後4週間以内(乳児期早期)に生じたものを指すことが一般的です。広義には生後1年以内とする場合もありますが、国家試験では生後4週間以内がより正確な定義として扱われることが多いです。 正しくは:受胎から生後4週間以内に生じた脳病変を原因とする。
国試ポイント
脳性麻痺の定義、病型とその特徴、発症時期、合併症について理解すること。
混同注意
脳性麻痺は進行性の疾患(例:筋萎縮性側索硬化症)と混同されやすいですが、病変自体は進行しません。ただし、成長に伴い症状が変化したり、二次的な変形が生じることはあります。
次に同じ論点が出たら
「永続的な運動障害」というキーワードが脳性麻痺の定義として適切か、「最も多い病型は何か」、「各病型と精神発達遅滞の合併の有無」、「発症時期の定義」の各要素を正確に把握しているかを確認する。
覚え方
「永続的な運動障害」というキーワードが脳性麻痺の定義として適切か、「最も多い病型は何か」、「各病型と精神発達遅滞の合併の有無」、「発症時期の定義」の各要素を正確に把握しているかを確認する。
対になる知識
脳性麻痺は進行性の疾患(例:筋萎縮性側索硬化症)と混同されやすいですが、病変自体は進行しません。ただし、成長に伴い症状が変化したり、二次的な変形が生じることはあります。
関連知識
脳性麻痺の病型には痙直型、アテトーゼ型、失調型などがあり、痙直型が最も頻度が高いです。アテトーゼ型は核黄疸との関連が深く、精神発達遅滞の合併は痙直型より少ない傾向にあります。原因となる脳病変は受胎から生後4週間以内(広義には生後1年以内)に生じたものと定義されます。