疾病予防に関するハイリスクアプローチでないのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
ハイリスクアプローチは、特定の疾病のリスクが高い個人や集団を特定し、そのリスク因子に対して集中的に介入することで疾病発生を予防する戦略です。選択肢2の市民を対象としたウォーキング大会は、リスクの有無にかかわらず集団全体に健康増進を促すものであり、ポピュレーションアプローチに該当します。
選択肢ごとの解説
- 1. 喫煙者は肺がんや心血管疾患などのリスクが高い集団であり、そのリスク因子である喫煙に対して禁煙指導を行うことは、ハイリスクアプローチの具体例です。
- 2. 正解。市民全体を対象としたウォーキング大会は、疾病リスクの有無にかかわらず、集団全体の身体活動量を増やし、健康増進を図るものです。これはポピュレーションアプローチに該当し、ハイリスクアプローチではありません。
- 3. 糖尿病予備群は糖尿病発症のリスクが高い集団であり、運動指導を行うことで発症を予防することは、ハイリスクアプローチの具体例です。
- 4. 塩分摂取量が多い者は高血圧などのリスクが高い集団であり、食事指導によって塩分摂取量を減らすことは、ハイリスクアプローチの具体例です。
国試ポイント
疾病予防のハイリスクアプローチとポピュレーションアプローチの定義と具体例を区別して覚えることが重要です。特に、それぞれのアプローチの対象者と介入方法の違いを理解しましょう。
混同注意
ハイリスクアプローチとポピュレーションアプローチは、どちらも疾病予防を目的としていますが、介入対象と介入方法が異なります。ハイリスクアプローチは「個人のリスク因子に焦点を当てる」のに対し、ポピュレーションアプローチは「集団全体の健康水準を底上げする」という点で区別されます。
次に同じ論点が出たら
同様の論点が出題された場合、介入の『対象が特定の高リスク集団か、それとも不特定多数の一般集団か』、および『介入内容がリスク因子の低減に特化しているか、それとも一般的な健康増進活動か』の2点に注目して判断します。
覚え方
同様の論点が出題された場合、介入の『対象が特定の高リスク集団か、それとも不特定多数の一般集団か』、および『介入内容がリスク因子の低減に特化しているか、それとも一般的な健康増進活動か』の2点に注目して判断します。
対になる知識
ハイリスクアプローチとポピュレーションアプローチは、どちらも疾病予防を目的としていますが、介入対象と介入方法が異なります。ハイリスクアプローチは「個人のリスク因子に焦点を当てる」のに対し、ポピュレーションアプローチは「集団全体の健康水準を底上げする」という点で区別されます。
関連知識
一次予防、二次予防、三次予防の概念も合わせて整理しておきましょう。ハイリスクアプローチとポピュレーションアプローチは、主に一次予防(疾病の発生そのものを予防する)の戦略として用いられます。