褐色細胞腫で見られる症状はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
正解は2番
解説
褐色細胞腫は副腎髄質などのクロム親和性細胞から発生する腫瘍で、カテコールアミン(アドレナリンやノルアドレナリンなど)を過剰に分泌する。カテコールアミンの過剰により基礎代謝が著しく亢進するため、食事摂取量にかかわらず体重減少をきたすのが典型的な症状である。その他、高血圧、発汗過多、動悸、頭痛などの4徴候がよく知られている。
選択肢ごとの解説
- 1. 褐色細胞腫ではカテコールアミンによる消化管運動の抑制により、便秘傾向を示すことがありますが、主症状は高血圧や代謝亢進に伴う体重減少などです。
- 2. 正解。褐色細胞腫は副腎髄質などのクロム親和性細胞から発生する腫瘍で、カテコールアミン(アドレナリンやノルアドレナリンなど)を過剰に分泌する。カテコールアミンの過剰により基礎代謝が著しく亢進するため、食事摂取量にかかわらず体重減少をきたすのが典型的な症状である。その他、高血圧、発汗過多、動悸、頭痛などの4徴候がよく知られている。
- 3. 褐色細胞腫ではカテコールアミンの強力な血管収縮作用と心拍出量増加により、低血圧ではなく持続性あるいは発作性の高血圧がみられます。
- 4. 褐色細胞腫ではカテコールアミンの過剰分泌により交感神経刺激症状が起こり、徐脈ではなく頻脈や動悸がみられます。
国試ポイント
褐色細胞腫の主症状である「体重減少」「高血圧」「発汗過多」「動悸」「頭痛」の組み合わせは国家試験で頻出である。代謝亢進によるエネルギー消費増大が体重減少につながる点を確実に押さえる。
覚え方
カテコールアミン過剰 ⇄ 代謝爆発(亢進) ⇄ 痩せる(体重減少)と覚えておくと忘れにくい。
対になる知識
褐色細胞腫はカテコールアミンの過剰産生により、高血圧、頻脈、代謝亢進、発汗過多、高血糖、そして著明な体重減少を引き起こす。代謝が異常に亢進することが原因で、エネルギー消費が増大するため痩せる傾向がみられる。
関連知識
カテコールアミンにはアドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミンがある。診断には血中または尿中のカテコールアミンやその代謝産物であるメタネフリンの測定が用いられる。副腎髄質腫瘍の代表例である。