回旋筋腱板で肩を外転させる筋上にある経穴はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
棘上筋は回旋筋腱板を構成する筋の一つであり、肩関節の外転運動の初期に関与します。曲垣は肩甲棘内端の上方陥凹部に位置し、棘上筋の筋腹の表面にあります。このため、回旋筋腱板で肩を外転させる筋(棘上筋)上にある経穴として適切です。
選択肢ごとの解説
- 1. 肩貞は肩関節後下方、腋窩横紋後端の上方1寸に位置し、小円筋や三角筋後部線維の深部にあります。回旋筋腱板の筋上に直接ある経穴ではありません。 正しくは:肩貞は小円筋や三角筋後部線維の深部に位置します。
- 2. 臑兪は肩甲骨棘下窩の内縁上方に位置し、三角筋後部線維や棘下筋の深部にあります。回旋筋腱板の筋上に直接ある経穴ではありません。 正しくは:臑兪は三角筋後部線維や棘下筋の深部に位置します。
- 3. 正解。曲垣は肩甲棘内端の上方陥凹部に位置し、棘上筋の筋腹の表面にあります。棘上筋は回旋筋腱板を構成し、肩関節の外転運動に関与する筋です。したがって、この経穴は回旋筋腱板で肩を外転させる筋(棘上筋)の上にあると言えます。
- 4. 天宗は肩甲棘中央の下方、棘下窩の中央に位置し、棘下筋の筋腹にあります。棘下筋は回旋筋腱板を構成する筋ですが、肩関節の外転ではなく主に外旋に作用します。問題文は「肩を外転させる筋上にある経穴」と指定しているため、天宗は不適切です。 正しくは:天宗は棘下筋の筋腹に位置し、棘下筋は主に肩関節の外旋に作用します。
国試ポイント
回旋筋腱板を構成する各筋と、それらに関係する経穴の位置を正確に把握することが重要です。特に肩関節周囲の経穴と筋の関係は頻出です。
混同注意
肩関節周囲の経穴は非常に多く、位置関係や関連する筋を混同しやすいです。特に肩甲骨周囲の経穴(肩貞、臑兪、天宗、曲垣など)は互いに近接しているため、それぞれどの筋やランドマークに位置するかを明確に区別する必要があります。
次に同じ論点が出たら
同様の問題が出題された場合、まず「回旋筋腱板」というキーワードから、どの筋が関与しているかを特定します。次に、その筋の解剖学的位置を確認し、選択肢の経穴がその筋のどこに位置するかを判断して正答を導きます。
覚え方
同様の問題が出題された場合、まず「回旋筋腱板」というキーワードから、どの筋が関与しているかを特定します。次に、その筋の解剖学的位置を確認し、選択肢の経穴がその筋のどこに位置するかを判断して正答を導きます。
対になる知識
肩関節周囲の経穴は非常に多く、位置関係や関連する筋を混同しやすいです。特に肩甲骨周囲の経穴(肩貞、臑兪、天宗、曲垣など)は互いに近接しているため、それぞれどの筋やランドマークに位置するかを明確に区別する必要があります。
関連知識
回旋筋腱板は棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋で構成され、肩関節の安定と運動に重要な役割を果たします。棘上筋は外転、棘下筋と小円筋は外旋、肩甲下筋は内旋にそれぞれ関与します。これらの筋の起始停止と支配神経も合わせて覚えると良いでしょう。