耳鳴り・難聴に対して、循経取穴により治療する場合、最も適切なのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
耳鳴り・難聴は東洋医学的には少陽経病証や手厥陰心包経、手少陽三焦経の変動と関連が深く、中渚は手少陽三焦経の兪穴であり、三焦経は耳を循るため、耳の疾患に効果的である。特に少陽病においては、頭痛、めまい、耳鳴り、難聴などの症状が出現しやすく、中渚はこれらの症状の治療に用いられる。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。中渚は手少陽三焦経の兪穴であり、三焦経は耳を循るため、耳鳴り・難聴に最も適切な循経取穴である。
- 2. 太淵は手太陰肺経の原穴であり、肺経は主に呼吸器系や循環器系の疾患、肩や腕の痛みに用いられ、耳鳴り・難聴の循経取穴としては適切ではない。 正しくは:耳鳴り・難聴には中渚(手少陽三焦経)が適切。
- 3. 三間は手陽明大腸経の兪穴であり、大腸経は主に消化器系の疾患、顔面神経麻痺、歯痛、咽喉痛などに用いられ、耳鳴り・難聴の循経取穴としては適切ではない。 正しくは:耳鳴り・難聴には中渚(手少陽三焦経)が適切。
- 4. 神門は手少陰心経の原穴であり、心経は主に心臓疾患、精神疾患、不眠などに用いられ、耳鳴り・難聴の循経取穴としては適切ではない。 正しくは:耳鳴り・難聴には中渚(手少陽三焦経)が適切。
国試ポイント
耳鳴り・難聴の循経取穴において、手少陽三焦経の経穴である中渚が重要であることを覚える。また、各経絡の循行と主治穴の関係を理解する。
混同注意
他の手の兪穴(太淵、三間、神門)との区別。それぞれの経絡と主治を正確に把握する必要がある。
次に同じ論点が出たら
今後同様の問題が出題された場合、耳の疾患に対する経絡治療は、手少陽三焦経、足少陽胆経、手太陽小腸経、足太陽膀胱経、足厥陰肝経、腎経などの経穴から選ぶという基本的な方針で判断する。
覚え方
今後同様の問題が出題された場合、耳の疾患に対する経絡治療は、手少陽三焦経、足少陽胆経、手太陽小腸経、足太陽膀胱経、足厥陰肝経、腎経などの経穴から選ぶという基本的な方針で判断する。
対になる知識
他の手の兪穴(太淵、三間、神門)との区別。それぞれの経絡と主治を正確に把握する必要がある。
関連知識
三焦経の他の耳疾患治療穴(翳風、聴宮、耳門など)、腎経や胆経の耳疾患治療穴も合わせて覚えておく。肝腎同源や少陽相火の理論も関連する。