東洋医学の三毒説における「血毒」「水毒」「食毒」の形成に直接関係する生活習慣または病因はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
正解は2番
解説
三毒説(血毒・水毒・食毒)の形成には、不内外因の一つである「飲食不節」が直接的に関与し、これらが体内に病理産物を生み出す主要な原因となる。
選択肢ごとの解説
- 1. 房事過多は不内外因の一つであるが、主に腎精の消耗を引き起こし、三毒説の直接の原因とはされない。
- 2. 正解。三毒説(血毒・水毒・食毒)の形成には、不内外因の一つである「飲食不節」が直接的に関与し、これらが体内に病理産物を生み出す主要な原因となる。
- 3. 七情の失調は内因に分類され、気機失調などの情志の病因となるが、三毒の直接的原因ではない。
- 4. 外感六淫は外因に分類され、自然界の気候の異常変化に由来する病因であるため、三毒の形成に直接関わる飲食不節とは異なる。
国試ポイント
三毒説(血毒・水毒・食毒)の概念と、それが「飲食不節」に起因するという因果関係を問う問題が出題される。
覚え方
「食」毒や水毒を生むのは食べすぎ飲みすぎの「飲食不節」。
対になる知識
内因には七情の失調があり、外因には外感六淫があり、不内外因には飲食不節や労倦・外傷などが含まれ、それぞれ東洋医学における三大病因として分類されている。外感六淫が自然界の気候変動に由来するのに対し、飲食不節や生活習慣の乱れは不内外因に属し、内臓の機能を直接的に傷つけて体内に病理産物を生じさせる原因となる。
関連知識
三毒説は日本漢方において特に重視された概念であり、現代の東洋医学概論においても病因論や生活習慣病の病態を考察する際の一部として扱われている。偏った食生活や消化吸収機能の低下が引き金となり、体内に余剰な水分や濁物が蓄積して代謝異常を来す機序は、現代の臨床における生活指導や鍼灸治療の弁証論治においても広く応用されている。