心房細動について最も適切なのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
心房細動では心房内で電気的興奮が不規則に発生し、心房が効果的に収縮せず、心房内に血栓が形成されやすくなります。この血栓が血流に乗って脳に運ばれると、脳血管を閉塞し脳梗塞を引き起こす可能性が高まります。特に塞栓性脳梗塞の主要な原因の一つです。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。心房細動では、心房が不規則に拍動することで血液がよどみ、心房内に血栓が形成されやすくなります。この血栓が剥がれて血流に乗って脳に到達すると、脳血管を閉塞し、塞栓性脳梗塞を引き起こします。これは心房細動の最も重篤な合併症の一つです。
- 2. 心房細動の原因には甲状腺機能亢進症がありますが、甲状腺機能低下症は心拍数を減少させる傾向があり、心房細動の直接の原因となることは稀です。むしろ甲状腺機能亢進症が心房細動のリスクを高めます。 正しくは:原因に甲状腺機能亢進症がある。
- 3. 心房細動の有病率は加齢とともに増加し、高齢者、特に60歳代以降に好発します。40歳代は比較的心房細動の有病率が低い年代です。 正しくは:好発年齢は高齢者(60歳代以降)である。
- 4. 心房細動の薬物療法は有効であり、頻脈性心房細動に対するレートコントロール薬(β遮断薬、Ca拮抗薬など)やリズムコントロール薬(抗不整脈薬)が広く使用されています。また、脳梗塞予防のために抗凝固薬も用いられます。 正しくは:薬物療法は有効である。
国試ポイント
心房細動の合併症として最も重要な脳梗塞のリスクと、その機序を理解しておくことが重要です。また、心房細動の疫学、原因疾患、治療法についても基本的な知識が必要です。
混同注意
心房細動と心房粗動、あるいは心房細動と心室細動を混同しないよう注意が必要です。それぞれ発生機序、心電図所見、臨床的意義が異なります。また、脳梗塞の原因疾患として、心房細動以外のリスク因子(高血圧、脂質異常症、糖尿病など)との区別も重要です。
次に同じ論点が出たら
心房細動に関する問題が出題された場合は、まず合併症、特に脳梗塞のリスクと予防策(抗凝固薬)に注目します。次に、心房細動の原因疾患(甲状腺機能亢進症、高血圧、心臓弁膜症など)、疫学(高齢者に多い)、および治療選択肢(薬物療法、アブレーションなど)が適切に記述されているかを確認します。
覚え方
心房細動に関する問題が出題された場合は、まず合併症、特に脳梗塞のリスクと予防策(抗凝固薬)に注目します。次に、心房細動の原因疾患(甲状腺機能亢進症、高血圧、心臓弁膜症など)、疫学(高齢者に多い)、および治療選択肢(薬物療法、アブレーションなど)が適切に記述されているかを確認します。
対になる知識
心房細動と心房粗動、あるいは心房細動と心室細動を混同しないよう注意が必要です。それぞれ発生機序、心電図所見、臨床的意義が異なります。また、脳梗塞の原因疾患として、心房細動以外のリスク因子(高血圧、脂質異常症、糖尿病など)との区別も重要です。
関連知識
心房細動の診断は心電図で行われ、RR間隔の不整とP波の消失が特徴的です。治療には抗凝固療法による脳梗塞予防、レートコントロール、リズムコントロールがあります。甲状腺機能亢進症は心房細動の原因となることがあります。