二次性ネフローゼ症候群の原因となる疾患で最も適切なのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
糖尿病性腎症は、高血糖が持続することで腎臓の糸球体基底膜が肥厚し、メサンギウムが増殖・硬化する進行性の合併症です。これにより蛋白尿が増加し、ネフローゼ症候群を呈することがあります。糖尿病は二次性ネフローゼ症候群の最も一般的な原因の一つです。
選択肢ごとの解説
- 1. 膜性腎症は、一次性ネフローゼ症候群の代表的な原因疾患であり、自己免疫性の機序で糸球体上皮下への免疫複合体沈着が起こる。二次性ネフローゼ症候群の原因ではない。 正しくは:一次性ネフローゼ症候群の原因疾患である。
- 2. 正解。糖尿病性腎症は、糖尿病の三大合併症の一つであり、進行すると大量蛋白尿をきたしネフローゼ症候群の病態を呈する。二次性ネフローゼ症候群の原因として最も頻度が高い疾患の一つである。
- 3. 巣状分節性糸球体硬化症は、一次性ネフローゼ症候群の原因疾患であり、小児では微小変化型に次いで多い。一部は二次性として発生することもあるが、一般的には一次性に分類されることが多い。 正しくは:一次性ネフローゼ症候群の原因疾患である(一部二次性もあるが、主要な二次性の原因ではない)。
- 4. 膜性増殖性糸球体腎炎は、一次性ネフローゼ症候群の原因疾患の一つであり、免疫複合体の沈着や補体活性化が特徴的である。二次性ネフローゼ症候群の原因とは異なる。 正しくは:一次性ネフローゼ症候群の原因疾患である。
国試ポイント
ネフローゼ症候群の一次性と二次性の鑑別、特に二次性の主要な原因疾患を理解することが重要です。
混同注意
一次性ネフローゼ症候群の原因疾患(微小変化型、膜性腎症、巣状分節性糸球体硬化症など)と、二次性ネフローゼ症候群の原因疾患(糖尿病性腎症、全身性エリテマトーデス、アミロイドーシスなど)を混同しやすい。
次に同じ論点が出たら
「二次性ネフローゼ症候群」というキーワードを見たら、まず全身性疾患、特に糖尿病の有無を確認する。
覚え方
「二次性ネフローゼ症候群」というキーワードを見たら、まず全身性疾患、特に糖尿病の有無を確認する。
対になる知識
一次性ネフローゼ症候群の原因疾患(微小変化型、膜性腎症、巣状分節性糸球体硬化症など)と、二次性ネフローゼ症候群の原因疾患(糖尿病性腎症、全身性エリテマトーデス、アミロイドーシスなど)を混同しやすい。
関連知識
ネフローゼ症候群の診断基準(大量蛋白尿、低アルブミン血症、高脂血症、浮腫)、合併症(感染症、血栓症)についても合わせて理解する。