腠理を開闔するのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
衛気は陽気に属し、温煦・防衛作用を主ります。その機能の一つとして、皮膚や体毛の開閉を調節し、汗腺の分泌を管理することで、体温調節や外邪の侵入防止に関与しています。したがって、腠理の開闔を主るのは衛気です。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。衛気は皮膚や体毛の開閉を調節し、汗腺の分泌を管理することで、腠理の開闔を主るため、正しいです。
- 2. 宗気は水穀の精微と自然界の清気から生成され、呼吸や言語、心拍の推動を主る気であり、腠理の開闔とは直接関係ありません。 正しくは:宗気は心肺機能を推動し、呼吸、発声、血液循環などを支配します。
- 3. 営気は脈中を循行し、全身に栄養を供給し、化血作用を主る気であり、腠理の開闔とは異なります。 正しくは:営気は全身に栄養を供給し、血液の生成に関与します。
- 4. 原気は腎に貯蔵され、生命活動の根源となる最も基本的な気であり、臓腑・経絡・組織器官の活動を推動しますが、直接的に腠理の開闔を主るわけではありません。 正しくは:原気は生命活動の根源であり、臓腑や経絡の機能活動を促進します。
国試ポイント
気の種類とそれぞれの生理作用を正確に覚えること。特に衛気、営気、宗気、原気の区別とそれぞれの特徴的な働きを理解する。
混同注意
衛気と営気は共に気の重要な構成要素であり、体内を循環しますが、衛気は体表を巡り防衛と温煦を、営気は脈中を巡り栄養と化血を主るという点で区別が必要です。
次に同じ論点が出たら
「腠理の開闔」「体表の防衛」「温煦」というキーワードがあれば衛気を第一に検討する。
覚え方
「腠理の開闔」「体表の防衛」「温煦」というキーワードがあれば衛気を第一に検討する。
対になる知識
衛気と営気は共に気の重要な構成要素であり、体内を循環しますが、衛気は体表を巡り防衛と温煦を、営気は脈中を巡り栄養と化血を主るという点で区別が必要です。
関連知識
気には衛気、営気、宗気、原気の他に、臓腑の活動を推動する臓腑の気(肺気、脾気など)や、水穀の精微から生成される水穀の気、自然界から取り入れる清気などがあります。また、気の病理として気虚、気滞、気逆、気陥などがあります。