「記憶を維持し、思考を経験として蓄積する」とされる五神に関連する臓はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
東洋医学の五神において、記憶の維持と思考の蓄積は「志(し)」の働きであり、これは五臓では「腎(じん)」が主るとされています。腎は精を蔵し、精は神(志)の活動の物質的基礎となるため、記憶や思考といった精神活動と密接に関連します。
選択肢ごとの解説
- 1. 肺は五神では「魄(はく)」を主り、生命活動の基本的な部分や本能的な反応に関与します。記憶や思考の蓄積とは直接関連しません。 正しくは:肺は「魄」を主り、主に呼吸や皮膚の働きに関与します。
- 2. 肝は五神では「魂(こん)」を主り、精神活動の調整や夢、判断力などに関与します。記憶の維持や思考の蓄積とは異なります。 正しくは:肝は「魂」を主り、精神活動の安定や決断力、計画性に関与します。
- 3. 脾は五神では「意(い)」を主り、思考や学習、記憶(特に短期的な記憶や学習能力)に関与しますが、問題文の「記憶を維持し、思考を経験として蓄積する」という長期的な側面は「志」の働きであり、腎に関連します。 正しくは:脾は「意」を主り、思考や学習、短期記憶に関与します。
- 4. 正解。腎は五神では「志(し)」を主り、志は記憶を維持し、思考を経験として蓄積する働きがあります。これは腎が精を蔵し、生命活動の根源をなすことと関連しています。
国試ポイント
東洋医学における五臓(肝・心・脾・肺・腎)と五神(魂・神・意・魄・志)の関連性を正確に覚えることが重要です。
混同注意
五神それぞれの働きと、それらが関連する五臓の組み合わせを混同しやすいです。特に、精神活動に関わる「神」「意」「志」の区別と、関連する「心」「脾」「腎」の区別が重要です。
次に同じ論点が出たら
同様の問題が出題された場合、「記憶を維持し、思考を経験として蓄積する」という記述があれば、それが「志」の働きであり「腎」に関連すると判断します。
覚え方
同様の問題が出題された場合、「記憶を維持し、思考を経験として蓄積する」という記述があれば、それが「志」の働きであり「腎」に関連すると判断します。
対になる知識
五神それぞれの働きと、それらが関連する五臓の組み合わせを混同しやすいです。特に、精神活動に関わる「神」「意」「志」の区別と、関連する「心」「脾」「腎」の区別が重要です。
関連知識
五臓と五志の関連性:肝と怒、心と喜、脾と思、肺と憂、腎と恐。また、五臓と五液、五味、五官、五主などの関連も合わせて覚える必要があります。