聴覚の伝導路において、内耳からの情報が大脳皮質聴覚野に達するまでに経由する中継核はどれか。
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正解は3番
解説
聴覚情報は、内耳の蝸牛(コルチ器官)で受容された後、蝸牛神経、脳幹の聴覚伝導路を経て、視床にある「内側膝状体」で中継され、大脳皮質側頭葉の聴覚野へ投射される。
選択肢ごとの解説
- 1. 外側膝状体は視覚の伝導路(網膜からの視覚情報)を中継する視床の核である。聴覚ではない。
- 2. 赤核は中脳に位置し、錐体外路系として運動調整に関与する構造であり、聴覚伝導路には含まれない。
- 3. 正解。聴覚情報は、内耳の蝸牛(コルチ器官)で受容された後、蝸牛神経、脳幹の聴覚伝導路を経て、視床にある「内側膝状体」で中継され、大脳皮質側頭葉の聴覚野へ投射される。
- 4. 視床下核は不随意運動に関与する大脳基底核に関連する構造であり、感覚の主要な中継核ではない。
国試ポイント
視床の中継核の対応(聴覚=内側膝状体、視覚=外側膝状体)は国家試験で極めてよく問われる重要事項である。
覚え方
聴覚 = 内(内側膝状体)、視覚 = 外(外側膝状体)
対になる知識
視覚情報の伝導路における中継核は外側膝状体であり、大脳皮質の一次視覚野に投射される。これに対して聴覚情報の中継核は内側膝状体であり、大脳皮質の一次聴覚野に投射される。また、体性感覚の中継核は視床の腹側後核であり、味覚も同様に視床の中継核を経て大脳皮質へ送られる。嗅覚のみは視床を経由せず直接大脳皮質へ投射される点が特徴である。
関連知識
視覚と聴覚の中継核の位置を混同しないための語呂合わせとして「外側膝状体は視覚(がし)、内側膝状体は聴覚(ないし)」という覚え方が広く用いられる。視床は嗅覚を除くすべての主要な感覚情報が、大脳皮質へ送られる際に必ず経由する重要な統合中継拠点である。