悪寒、頭痛、浮緊脈を認める外感風寒の表実証に対する鍼の補瀉手技として適切なのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
正解は2番
解説
悪寒、頭痛、浮緊脈は外感風寒による表実証を示しており、邪気を発散させるための瀉法が適応となる。鍼の手技において、刺入後に押手を揺るがせることは邪気を外へ促す瀉法の一種である。
選択肢ごとの解説
- 1. 細かく鍼を回転させるのは気を巡らせて補う補法であり、表実証で邪気を除く目的の瀉法としては不適切である。
- 2. 正解。悪寒、頭痛、浮緊脈は外感風寒による表実証を示しており、邪気を発散させるための瀉法が適応となる。鍼の手技において、刺入後に押手を揺るがせることは邪気を外へ促す瀉法の一種である。
- 3. 呼気時に刺入し吸気時に抜くのは正気を補うための呼吸補瀉の補法であり、本問の表実証に対する瀉法とはならない。
- 4. 浅く刺入したのちに深く刺すのは提しさにおける補法であり、本問の表実証を治療する瀉法には該当しない。
国試ポイント
表実証に対する治療原則(瀉法)と、具体的な鍼の補瀉手技(押手を揺るがす等)の結びつきが問われる。
覚え方
補法は呼気で抜く(息を吐いて閉じる)、瀉法は息を吸わせて開く・揺るがす。
対になる知識
鍼の補瀉手技において、正気を補う補法では呼気時に刺入し吸気時に抜鍼する。一方、邪気を瀉す瀉法では吸気時に刺入し呼気時に抜鍼する、あるいは刺入後に押手を揺るがして邪気を散らすなどの手技が用いられる。
関連知識
外感風寒の表実証に対しては、体表に郁積した風寒の邪気を発散させることが治療の基本となる。そのため、鍼治療においても正気を補う手技ではなく、邪気を外へ排泄するための瀉法的な手技や刺激調整が選択される。