病気の解説
ガス壊疽
別名:クリストリジウム性筋肉壊死、クロストリジウム性筋肉壊死、クロストリジウム筋壊死、非クリストリジウム性ガス壊疽
受診の目安
ガス壊疽の受診の目安は、内容を見直しているため、現在は表示を控えています。
気になる症状があるときは、自己判断せずに医療機関に相談してください。急に具合が悪くなったときや、命に関わると感じたときは、ためらわずに119番に連絡してください。
基本
概要
ガス壊疽は、傷や手術の後に起こることが多い感染症です。深くて重症な傷、筋肉の損傷、汚染(土埃や腐敗した野菜、糞便など)や壊死した組織があるとリスクが高くなります。腸の病気が原因となることもあり、腸内の細菌が体の中へ入り込むと発生する場合があります。
主な症状
感染部には激しい痛みが現れ、腫れて白っぽい色から赤、褐色、最後は黒っぽい緑色へと変わることがあります。患部は硬く圧痛があり、水疱ができることもあります。水疱の液に気泡が見えることや、皮膚の下にガスがたまる感じがすることがあります。傷口の液体は腐敗臭を放つことがあります。発熱、汗、強い不安、嘔吐、心拍・呼吸の速さ、黄疸が現れることもあり、血圧が低下してショック、意識障害へ至ることがあります。放置すると命に関わることがあります。
検査と診断
診断
傷から採取した液体を観察・培養する検査や、手術や生検で組織を調べる検査を行います。X線・CT・MRIで筋肉の中の気泡や壊死の範囲を確認することもあります。気泡は他の嫌気性菌でも生じることがあるため、複数の検査を組み合わせて診断します。
治療
治療
疑いがある場合は直ちに治療を始めます。大量の抗菌薬を使い、壊死した組織や感染した組織を全て外科的に取り除きます。重症例では手足の切除が必要になることもあります。高圧酸素療法が役立つ可能性もありますが、設備の有無は地域によって異なります。
経過と生活
予防
傷は徹底的に洗浄し、広がりや腫れ・発赤・熱感・痛みがあれば早めに主治医へ相談します。糖尿病など免疫機能を低下させる病気がある人は感染リスクが高いため、早い評価を受けることが推奨されます。傷や手術を受ける人には、傷の洗浄・壊死組織の除去・術前・術中・術後の抗菌薬静脈投与などが行われます。ワクチンは存在しません。
感染症内科で扱うほかの病気
出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。