病気の解説

セアカゴケグモ咬症

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緊急性の高い症状

  • 息苦しさ、胸やおなかへ広がる強い痛み、筋肉のけいれんや力が入らない、強い吐き気・嘔吐、大量の汗などがあるときは、すぐに医療機関(救急外来)を受診してください。

当てはまるときは、ためらわず 119 または救急外来へ。

受診の目安

セアカゴケグモ(またはそれらしいクモ)にかまれたときは、症状が軽くても自分で判断せず、早めに医療機関(皮膚科や救急外来など)を受診し、「セアカゴケグモにかまれたかもしれない」と伝えてください。

  • かまれた所の痛み・赤み・腫れ・熱っぽさがみられます。痛みはしだいに強くなったり、広がったりすることがあります。
  • できれば、かんだクモ(殺したもの)を持参すると、医師が種類を判断する助けになります。素手ではさわらないでください。
  • 受診までの手当て:かまれた所を石けんと水で洗い、冷たいぬれタオルなどで冷やし、できれば患部を高くします。毒を吸い出そうとはしないでください。

多くは数時間から数日で軽くなりますが、だるさや頭痛、筋肉の痛みが長引いたり、まれに重い全身症状が出たりします。症状だけでクモの種類や重症度は判断できません。

出典:新潟県 セアカゴケグモにご注意ください、宮城県 セアカゴケグモにご注意下さい、CDC/NIOSH Venomous Spiders

基本

概要

セアカゴケグモ咬症は、セアカゴケグモというクモに咬まれることによって引き起こされる症状です。このクモは主にオーストラリアに生息していますが、日本でも1995年以降、大阪を中心に咬症例が報告されています。セアカゴケグモは、体長約1cmの雌と0.4cmの雄が存在し、特徴的な赤黄色の模様があります。咬まれると、さまざまな症状が現れることがあります。

主な症状

セアカゴケグモに咬まれた場合、咬まれた部位に痛みやしびれが生じることがあります。痛みは咬傷後5~60分で始まり、徐々に強くなることが多いです。また、全身にわたる症状として、悪心や嘔吐、異常な発汗、倦怠感、発熱なども報告されています。特に、指や腕を咬まれた場合は胸部痛が起こることがあり、下肢を咬まれた場合は激しい腹痛が生じることがあります。

原因

セアカゴケグモ咬症は、セアカゴケグモが持つ神経毒によって引き起こされます。この毒は神経系に作用し、痛みやしびれなどの症状を引き起こします。セアカゴケグモは、主に小型の節足動物を捕食するためにこの毒を使用します。咬まれることで、毒が体内に入ると、さまざまな反応が起こります。

検査と診断

検査

セアカゴケグモに咬まれた場合の診断は、咬まれた部位の症状や咬まれた状況を総合的に判断することによって行われます。患者がクモを持参した場合は診断が容易ですが、何に咬まれたか不明な場合は、咬まれた地域や季節、症状の有無などを考慮する必要があります。

治療

治療

セアカゴケグモ咬症の治療には、症状に応じた対処が必要です。オーストラリアでは、咬症の治療に抗毒素血清が使用されており、これにより重症化を防ぐことができます。日本では、咬症例が増加しているため、適切な治療法の確立が求められています。

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出典

参考: セアカゴケグモ咬症|国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
受診の目安の出典:新潟県 セアカゴケグモにご注意ください / 宮城県 セアカゴケグモにご注意下さい / CDC/NIOSH Venomous Spiders(2026-10-13 確認)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。