病気の解説
デング熱
別名:デンギー熱、デングウイルス、デングショック症候群、デング出血熱
受診の目安
デング熱では、突然始まり、発熱、悪寒、重い頭痛、目を動かすと痛むこと、極端な体の疲労、背中や関節・脚の痛みなどが特徴です。こうした症状が続く・繰り返す・だんだん強くなるときや、不安があるときは、感染症内科を受診してください。市販薬などで改善しないときも相談の目安です。
基本
概要
デング熱は、蚊に刺されて感染する病気です。発熱や頭痛、体の痛み、悪寒といった症状が突然現れ、時には数日間続くことがあります。回復しても一時的に疲れを感じることがあり、重症になると危険です。出血傾向やショックなどの合併症はまれですが、注意が必要です。
主な症状
発症は通常、蚊に刺されてから3~15日後です。症状は突然始まり、発熱、悪寒、重い頭痛、目を動かすと痛むこと、極端な体の疲労、背中や関節・脚の痛みなどが特徴です。リンパ節の腫れや発疹がみられ、顔が赤くなることがあります。症状は2~3日続いたあと治まり、軽快した状態が24時間ほど続くことがあります。その後、再度発熱し、手のひらや足の裏に斑状の発疹が出て、次いで腕・脚・胴体へ広がることがあります。重い場合は数週間脱力を感じることがあります。死亡はまれです。
検査と診断
診断
デング熱が疑われるのは、流行地域に住んでいる人や旅行歴があり、典型的な症状がある場合です。診断には血液検査でウイルスに対する抗体を調べることが多いです。抗体は免疫系が体を守るために作るタンパク質です。
治療
治療
デング熱には特効薬はありません。治療は主に症状の緩和です。発熱を下げ、筋肉痛を和らげるにはアセトアミノフェンが使われることがあります。NSAIDs(例:一部の痛み止め)は出血のリスクが高まるため避けるべきです。小児にはアスピリンの使用は推奨されません。デング出血熱の場合は、血圧を保つために静脈輸液が行われることがあります。
経過と生活
予防
流行地域では蚊に刺されないよう予防します。デング熱の人は、2回目の発熱が治まるまで蚊帳を使い続け、他の人へ感染を広げないようにします。
感染症内科で扱うほかの病気
出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。