病気の解説

カンジダ性指間びらん症

まず相談する診療科感染症内科
この解説の項目10項目

受診の目安

カンジダ性指間びらん症では、指の間が白くふやけて赤みや皮むけが生じ、湿った範囲に症状がとどまるのが特徴です。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、感染症内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。

基本

概要

カンジダ性指間びらん症は、指と指の間の皮膚が白くふやけて赤みや皮むけが起き、場合によってはじゅくじゅくする病気です。主な原因はカンジダというカビが異常に増えること、特に指の間が湿って湿気がこもる場所で起こりやすいとされています。中指と薬指の間に多くみられ、水仕事が多い人などに見られることがあります。症状にはかゆみや軽い痛みを伴うことがあり、通常は塗り薬で改善が期待されます。

主な症状

指の間が白くふやけて赤みや皮むけが生じ、湿った範囲に症状がとどまるのが特徴です。ふやけた部分の皮膚がむけるときには下の皮膚が赤くなり、びらんと呼ばれる状態になることもあります。かゆみや軽い痛みを感じることがあります。

原因

カンジダ性指間びらん症は、カンジダ菌が原因です。指の間がいつもジメジメと湿っている状態が増殖を助けます。水仕事が多い、手が濡れた後の拭き取りが不十分、汗をかきやすい、長時間のゴム手袋使用などが原因となることがあります。免疫力が弱いと発生しやすく、糖尿病などの持病や妊娠中なども注意が必要です。生物学的製剤など特定の薬が感染リスクを高めることもあります。

病態

この病気は、カンジダ菌が増えることで皮膚がもろくなり、間の湿った範囲に症状が現れるという流れです。湿潤環境が増殖の居場所となり、指の間の特定の部位に多く見られます。

リスク因子

水仕事の多さ、長時間の手袋使用、糖尿病などの持病、免疫を抑える薬の使用がリスクとして挙げられています。特に指と指の間が湿っている状態が続くことが要因です。

検査と診断

診断

診断は問診と視診で症状の経過を確認した後、直接顕微鏡検査で皮膚のかけらを観察してカンジダ菌がいるかを調べます。見分けるべき他の病気として白癬(足の指の間の水虫)などがあります。

治療

治療

治療の柱は、カンジダ菌を退治する抗真菌薬の外用と、湿気を減らす生活の見直しです。指の間に1日1~2回塗るのが一般的で、2週間ほどで改善が期待されます。症状が重い場合には飲み薬を用いることもあります。生活上の工夫として、指の間を乾燥させる、水仕事時には綿の手袋の上からゴム手袋を使う、手をよく乾かすことなどが挙げられます。絆創膏を貼らないことも推奨される場合があります。

経過と生活

予防

再発を防ぐには、手を洗った後は指の間まで丁寧に乾かすこと、長時間の手袋を避けること、糖尿病がある場合は血糖管理を心がけることが大切とされています。湿気を管理することが予防の基本と考えられています。

経過・予後

塗り薬中心の治療で多くは改善が期待されます。個々の状況で異なりますが、適切な治療と生活の工夫で再発を抑えることが目指されます。

感染症内科で扱うほかの病気

出典

参考: カンジダ性指間びらん症の症状・原因・治療法|ピースクリニック(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。