病気の解説
ヘルペス脳炎
緊急性の高い症状
発熱とともに意識障害・けいれん・異常な言動が出たときは、ただちに救急(119)を要請してください(早期治療が重要です)。
当てはまるときは、ためらわず 119 または救急外来へ。
受診の目安
発熱に加えて言動の異常・ぼんやり・けいれんが出たときは、速やかに受診してください。
基本
概要
ヘルペス脳炎は、ヘルペスウイルスによって引き起こされる脳の炎症です。主に、HSV(単純ヘルペスウイルス)によって感染が起こります。特に新生児や小児、成人に見られることがありますが、年齢によって病態が異なることがあります。新生児の場合は、母親からの感染が多く、成人の場合はウイルスの再活性化によって発症することが一般的です。
主な症状
ヘルペス脳炎の症状には、発熱、頭痛、意識障害、けいれんなどがあります。新生児の場合は、全身に感染が広がることがあり、特に注意が必要です。症状が現れるまでの潜伏期は通常2日から12日程度です。
原因
ヘルペス脳炎は、主に単純ヘルペスウイルス(HSV)によって引き起こされます。HSV-1は主に顔面に、HSV-2は性器に病変を形成しますが、脳炎の原因となるのは主にHSV-1です。ウイルスは神経を通じて脳に到達し、炎症を引き起こします。
リスク因子
ヘルペス脳炎のリスク要因には、免疫力が低下していることや、過去にヘルペスウイルスに感染したことがあることが含まれます。特に新生児は、母親からの感染によってリスクが高まります。
検査と診断
検査
ヘルペス脳炎の診断には、髄液中のHSV DNAをPCR法で検出することが重要です。この検査は迅速で有用ですが、抗ウイルス剤を投与した後はウイルス量が減少するため、早期の検査が求められます。
治療
治療
ヘルペス脳炎が疑われる場合は、早急に抗ウイルス剤の投与を開始することが重要です。第一選択薬はアシクロビルで、投与量や期間については最近の研究で見直しが行われています。治療の効果を確認するために、治療終了時にはPCR法でHSV DNAの陰性化を確認することが必要です。
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出典
参考: JIHS(旧NIID)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。