病気の解説
筋強直性ジストロフィー
別名:DM、きんきんちょうせいジストロフィー
受診の目安
筋強直性ジストロフィーが気になる・症状が続く・繰り返す・だんだん強くなるときや、不安があるときは、小児科を受診してください。市販薬などで改善しないときも相談の目安です。
基本
概要
筋強直性ジストロフィーは、青年期から成人期にかけて現れやすい遺伝性の筋疾患です。筋肉が収縮している間に緩むのに時間がかかる“筋強直”を特徴とします。手や脚、顔の筋力低下や萎縮、まぶたのたれ、下垂足などがみられることがあります。心臓や血管の合併症として心筋の力が弱くなることや不整脈が起きる場合もあります。症状の程度は人により幅があります。重いタイプでは白内障・精巣萎縮・前頭部の脱毛・不整脈・糖尿病・知的障害など多様な症状が現れることがあります。
主な症状
主な症状は、筋強直による筋肉のかたさと収縮後の緩みの遅れ、手足や顔の筋力低下・萎縮、まぶたのたれ、下垂足などです。心臓の機能低下や不整脈が起こることもあります。症状の程度は軽いものから重いものまでさまざまです。最も重いタイプでは、筋力低下以外にも複数の合併症がみられることがあります。
検査と診断
診断
診断は、特徴的な症状、発症時の年齢、家族歴などをもとに判断され、確定のために遺伝子検査が行われます。
治療
治療
治療には、筋肉の硬直を緩和する薬剤が用いられることがあります。例としてメキシレチンやラモトリギン、フェニトイン、カルバマゼピンなどがありますが、これらの薬で筋力低下自体を治すことは難しく、望ましくない副作用もあることがあります。筋力低下に対する唯一の治療法は、足関節装具などの装具を使った支持療法です。
経過と生活
経過・予後
死亡原因として多いのは呼吸や心臓の異常です。若年に不整脈や重度の筋力低下が生じた場合、若年死のリスクが高まることがあります。一般におよそ54歳くらいまでに死亡するケースが報告されることがあります。
脳神経内科で扱うほかの病気
国家試験での出題
医療系の国家試験で、この病気に関係して出題された過去問です(学生・受験生向け)。
出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。