病気の解説

大型・巨大脳動脈瘤

まず相談する診療科脳神経内科
この解説の項目6項目

緊急性の高い症状

突然の激しい頭痛(これまで経験したことのない痛み)、吐き気・嘔吐、首の硬さ、意識がもうろうとする・意識を失う、片側の手足のまひやろれつが回らないなどは、動脈瘤の破裂が疑われます。ためらわずに119番で救急車を呼んでください。

出典:MedlinePlus(米国国立医学図書館)

当てはまるときは、ためらわず 119 または救急外来へ。

受診の目安

大型・巨大脳動脈瘤は、脳の血管にできたこぶが大きくなったものです。頭部MRI・MRAなどの画像検査で調べます。

  • 画像検査で脳動脈瘤を指摘されたときは、脳神経外科で治療が必要かどうかを相談してください。
  • まぶたが下がる、物が二重に見える、目の奥や上の痛み、顔や手足のしびれ・力の入りにくさが現れたときは、動脈瘤が神経を圧迫している可能性があるため、早めに受診してください。
  • 治療をするか経過をみるかは、動脈瘤の状態と治療のリスクを主治医とよく話し合って決めます。

症状だけで病名は判断できません。すでに通院中の方は、自己判断で受診や治療をやめないでください。

出典:Neuroinfo Japan(日本脳神経外科学会)、MedlinePlus(米国国立医学図書館)

基本

概要

大型・巨大脳動脈瘤は、脳の動脈が大きく膨らんだ状態のことを指します。未破裂のときには多くは無症状ですが、サイズが大きくなると周囲の脳や神経を圧迫して症状が現れたり、動脈瘤の内部で血栓ができて血管を詰まらせることがあります。10ミリを超えると大型脳動脈瘤、25ミリを超えると巨大脳動脈瘤と呼ばれます。治療の適否は動脈瘤の予後と治療リスクを主治医とよく相談して決められます。

病態

脳動脈瘤が大きくなると周囲の組織を圧迫したり、動脈瘤内部の血液が血栓化して周囲へ飛散して脳の神経や血管に影響を与えることがあります。

治療

治療

治療法は状況で異なります。大きく分けると開頭手術とカテーテル治療です。開頭手術ではクリッピング手術やバイパス手術が行われ、動脈瘤と脳血管を一緒に閉塞します。カテーテル治療ではコイル塞栓術のほか、フローダイバーター治療があります。いずれの場合も、主治医と十分に相談して治療を行うか決めます。

経過と生活

経過・予後

巨大脳動脈瘤はそのまま放置すると予後が悪いことが多いと説明されていますが、治療の適否は個々の状況で決められます。

脳神経内科で扱うほかの病気

出典

参考: Neuroinfo Japan:大型・巨大脳動脈瘤(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
受診の目安の出典:Neuroinfo Japan(日本脳神経外科学会 広報委員会ほか):大型・巨大脳動脈瘤 / MedlinePlus: Brain Aneurysm(2026-10-13 確認)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。