病気の解説

巻き爪

別名:巻爪

まず相談する診療科皮膚科
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受診の目安

  • 爪の両端が内側に強く曲がり、歩くと痛むとき(日本皮膚科学会)
  • 爪の端が皮膚に食い込んで、赤く腫れる・強く痛む・じゅくじゅくする・出血しやすい盛り上がりができたとき(陥入爪を伴っている可能性)(日本皮膚科学会)(日本形成外科学会)
  • 爪が厚く濁っているなど、爪の水虫が疑われるとき(日本形成外科学会)

相談先は皮膚科または形成外科です。巻き爪と、爪が皮膚に食い込んで炎症を起こす「陥入爪」は混同されやすいものの別の状態で、両方が同時に起こることも少なくありません(日本形成外科学会)。見た目だけで自己判断せず、診察を受けてください。

基本

巻き爪とは

巻き爪は、爪が横方向に大きく曲がり、爪の下の皮膚をつかむように巻き込んでしまう、爪の形の異常です(日本形成外科学会)。正面から見ると筒のような形や「の」の字・「つ」の字のように見えることもあり、主に足の親指に起こります(日本皮膚科学会)。これに対し陥入爪は、爪の端が周りの皮膚に食い込んで痛みや腫れ、傷や膿を生じている状態を指します(日本形成外科学会)。

主な症状

  • 爪の曲がりが強くなり、形が筒状に変わる(日本皮膚科学会)
  • 巻いた爪が皮膚を圧迫し、歩くときに痛む(日本皮膚科学会)
  • 陥入爪を伴うと、爪のまわりが赤く腫れ、膿んだり、出血しやすい肉の盛り上がり(肉芽)ができたりする(日本皮膚科学会)(日本形成外科学会)

原因・なりやすい要因

  • 窮屈な靴:つま先の狭い履物で爪が横から押され続けると、曲がりが強くなります(日本皮膚科学会)(日本形成外科学会)。
  • 深爪:爪の切り方も原因として挙げられています(日本形成外科学会)。
  • 爪の水虫(爪白癬):原因になることがあるため、確認が必要な場合があります(日本形成外科学会)。
  • 足に体重がかからない状態:寝たきりの人にもみられることがあります(日本形成外科学会)。

治療

治療

  • 保存的な治療:爪の切り方の見直し、靴選びや足を清潔に保つなどのフットケア、爪の端が当たる部分の保護などを行います(日本形成外科学会)。
  • 爪の矯正:形状記憶性のワイヤーなどの器具で、曲がった爪を正常な形に近づけます(日本形成外科学会)(日本皮膚科学会)。矯正治療は基本的に自費診療とされ、使う器具によっては保険が使えないため、事前に担当医に確認してください(日本皮膚科学会)(日本形成外科学会)。
  • 手術:早く治したい場合や、矯正などで改善しない場合に検討されます。変形の程度によって方法が選ばれます(日本形成外科学会)。爪の幅を狭くする手術などでは、爪の変形が残ることがあるとされます(日本皮膚科学会)。

日常生活の注意・セルフケア

治療中は、医療機関の指示を最優先にしてください。

  • 爪の切り方:足の親指の爪は短く切りすぎず、指先に合わせてまっすぐ横に切り、両端の角を少しだけ整える「スクエアオフ」が勧められています。丸く深く切ると端が皮膚に食い込みやすくなります(日本皮膚科学会)。
  • 爪がやわらかくなる入浴後に切るとよいとされます(日本皮膚科学会)。
  • つま先がきつくない靴を選びます(日本皮膚科学会)(日本形成外科学会)。

経過と生活

経過

治療で爪が皮膚に食い込まなくなれば、痛みや腫れは改善します。ただし、治療後も深爪を続けたり合わない靴を履き続けたりすると再発するため、日常生活の見直しが大切です(日本形成外科学会)。

皮膚科で扱うほかの病気

出典

日本形成外科学会「陥入爪、巻き爪」 / 日本皮膚科学会「皮膚科Q&A 爪の病気 Q8」 / 同 Q7 / 同 Q11(爪の切り方)
内容の確認日:2026-10-13(次回確認予定 2027-04-13)。複数の公的情報源の事実をもとに medimichi が独自にまとめています。

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。