病気の解説
感染性胃腸炎
緊急性の高い症状
水分がとれない・尿がほとんど出ない・ぐったりする・意識がもうろうとするなど強い脱水のサインがあるときは、速やかに受診または救急(119)を要請してください。
当てはまるときは、ためらわず 119 または救急外来へ。
受診の目安
感染性胃腸炎では、腹痛・下痢・吐き気・嘔吐・発熱です。症状が強い・急に悪化する・なかなか治らないときは、早めに消化器内科を受診してください。気になるときは放置せず相談してください。
基本
概要
感染性胃腸炎は、ウイルス・細菌・寄生虫などが原因でおこる、消化管の感染症です。主な症状には下痢・吐き気や嘔吐・腹痛・発熱があり、感染は汚れた食べ物や飲み物、感染している人との接触を通じて広がります。治療は主に水分補給などの対症療法が中心です。
主な症状
主な症状は腹痛・下痢・吐き気・嘔吐・発熱です。細菌性の腸炎では原因ごとに特徴的な症状が現れることがあります。例えば、血便や激しい腹痛、脱水の様子など、症状の程度はさまざかです。
検査と診断
検査
ウイルス性の場合は迅速抗原検査やRT-PCRが用いられ、細菌性が疑われると便培養検査や毒素検査が行われることがあります。白血球や菌を調べる塗抹検査も原因を探る手助けになります。
治療
治療
治療は主に対症療法で、水分補給を中心とした対応が基本です。脱水がある場合は経口補水液や点滴が使われることがあります。乳酸菌製剤や吐き気止めが使われることもありますが、止痢薬の使用は推奨されません。細菌が原因で重症の場合には抗菌薬が用いられることがあります。
経過と生活
予防
予防では衛生管理が重要です。手指衛生・食材の適切な加熱・冷蔵管理・発症者のケアなどを心掛けます。ノロウイルスなどは高温加熱や流水と石けんでの手洗いが推奨され、環境の消毒には次亜塩素酸ナトリウムなどが有効とされています。ロタウイルスワクチンは乳幼児期に重症の下痢を予防する効果があるとされています。
経過・予後
本情報の範囲では、軽症で自然に改善することが多いとされています。重症化や合併症のリスクは病原体や個人の状況によって異なります。
感染性胃腸炎と関係する症状
症状のページでは、同じ症状が出るほかの病気や受診の目安も確認できます。
消化器内科で扱うほかの病気
国家試験での出題
医療系の国家試験で、この病気に関係して出題された過去問です(学生・受験生向け)。
出典
参考: 「感染性胃腸炎」になりやすい人の特徴はご存知ですか? 原因・症状を併せて医師が解説 | メディカルドック(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。