病気の解説

条虫症

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受診の目安

次のようなときは、医療機関(消化器内科・感染症内科など)に相談してください。

  • 便と一緒に、白っぽいひも状・きしめん状のもの(虫体の一部)が出てきた
  • サケ・マスなどの刺身や寿司、生や加熱不十分な牛肉・豚肉を食べたあとに、おなかの不快感、下痢、腹痛、食欲不振、体重減少が続く

出てきた虫体は捨てずに、受診の際に医師に相談すると診断の手がかりになります。食べたものも伝えてください。診断は便の検査や虫体の確認で行われます。自分で駆除しようとせず医療機関で治療を受けましょう。症状だけで病名は判断できません。すでに治療中の方は自己判断で中断しないでください。

出典:CDC(米国疾病予防管理センター)、食品安全委員会

基本

概要

条虫症は、条虫の成虫が体内で寄生する感染症です。条虫はサナダムシとして知られ、魚・豚・牛などに寄生する種類があり、寄生している食べ物を十分に加熱せずに摂取することで人に感染します。無症状のこともありますが、下痔や腹痛、吐き気などの消化器症状を起こすこともあり、重症化すると脳や皮膚・筋肉などに幼虫が入り込む可能性があります。

主な症状

多くは無症状ですが、成虫が肛門から排泄されることがあり肛門周囲の不快感を感じることがあります。下痢や腹痛、吐き気、食欲不振、体重減少といった消化器症状がみられることもあります。貧血を生じるタイプの条虫もあり、動悸や息切れ、疲れやすさ、顔色不良が感じられることがあります。嚢虫症が起こると神経系の症状(けいれん・麻痺など)や、皮膚のデキモノとして現れることがあります。

原因

条虫は動物に寄生しており、汚染された食べ物を摂取することが原因で発症します。種類によって寄生する動物や、感染の経路が異なります。

病態

成虫が体内に寄生すると、消化管内で生活します。卵が出現することや、幼虫が体の臓器に入り込むことにより健康へ影響が出ることがあります。

検査と診断

診断

診断は、排泄物の条虫を観察して確認します。虫卵が便に排泄されることもあり、顕微鏡で種類を調べます。場合によっては、遺伝子を調べるPCR法が用いられることがあります。

治療

治療

治療は駆虫薬を内服して行います。なお、有鉤条虫が原因の場合には、治療後に嚢虫症を起こす可能性があるため、成虫を壊さないように造影剤を使わない治療法が選ばれることがあります。感染予防としては、汚染された食べ物を加熱して食べること、水の衛生にも注意することが大切です。

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出典

参考: Medical Note(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
受診の目安の出典:CDC About Taeniasis / 食品安全委員会 裂頭条虫(日本海、広節)ファクトシート(2026-10-13 確認)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。