病気の解説
緩徐進行1型糖尿病(SPIDDM)
受診の目安
緩徐進行1型糖尿病(SPIDDM)では、高血糖がひどくなると、口渇・多飲・多尿・体重減少といった糖尿病の典型的な症状が現れる可能性もあります。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、内分泌・代謝内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
緩徐進行1型糖尿病(SPIDDM)は、自己免疫の働きで膵臓のβ細胞が少しずつ壊れていき、インスリンの分泌量が減って慢性的に血糖が高い状態になります。1型糖尿病の仲間ですが、急性発症の1型糖尿病や劇症1型糖尿病とは異なり、ケトアシドーシスへ進むことは少なく、発症は大人に多いと考えられます。
主な症状
この病気では症状がないことがあります。高血糖がひどくなると、口渇・多飲・多尿・体重減少といった糖尿病の典型的な症状が現れる可能性もあります。
原因
原因はまだ完全には分かっていませんが、他の1型糖尿病と同様、自己免疫のメカニズムが関係していると考えられています。男女や地域による大きな差はなく、成人発症の割合が比較的多いと臨床上示されています。
病態
膵臓のβ細胞が自己免疫の影響で破壊され、インスリンの分泌が減ります。このため血糖の調整が難しくなります。インスリン分泌能は経過とともに低下することがあり、厳格な血糖コントロールが重要とされています。
治療
治療
治療の基本はインスリン療法です。1型糖尿病として保険適用となる治療で、状況により投与量や回数を調整します。薬物療法として、食後の血糖を抑える薬や、研究レベルでインクレチン関連薬の検討があるとされています。
経過と生活
経過・予後
放置すると合併症が進行する可能性がありますが、血糖を厳格にコントロールすることで、糖尿病ではない人と同じような生活を目指せると述べられています。インスリン分泌能は低下していくため、治療の継続が重要とされています。
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出典
参考: 緩徐進行1型糖尿病(SPIDDM)|一般の皆様へ|日本内分泌学会(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。